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エチニルエストラジオールの効果・副作用・禁忌

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エチニルエストラジオールの効果・副作用・禁忌

エチニルエストラジオールの目次


エチニルエストラジオールとは?

エチニルエストラジオールは、ノベロンやマーベロンなどに配合されている低用量ピルの主成分で、卵胞ホルモン(エストロゲン)の一種です。

避妊効果を高めるために黄体ホルモンと組み合わせて使用され、排卵の抑制や子宮内膜の変化を引き起こします。

避妊目的だけでなく、月経困難症や月経前症候群(PMS)の症状緩和に有効なことに加え、乳がんのホルモン療法に使われることもあります。

主な製品にはノベロンマーベロントリキュラーなどがあり、女性の健康管理に広く利用されています。

エチニルエストラジオールの避妊効果

エチニルエストラジオールは、黄体ホルモンであるデソゲストレルやレボノルゲストレルと併用することで、非常に高い確率での避妊が可能です。

特に、デソゲストレルとの複合薬であるマーベロンでは、正しく服用することで避妊成功率99.9%と、高い効果を示すことが報告されています。

これは排卵抑制に加え、子宮内膜や頸管粘液の状態を変化させることで、妊娠を多角的に防ぐためです。

信頼性の高い避妊法として、多くの女性に選ばれています。

参考サイト
医療用医薬品 : マーベロン-臨床成績 P17

エチニルエストラジオールの育毛効果

エチニルエストラジオールは、エストロゲンの減少が原因とされる女性型脱毛症に対しても効果が期待できる成分です。

抗アンドロゲン作用により、男性ホルモン由来の脱毛を抑制するため、内服だけでなく外用薬としても活用されています。

日本でも多くの医薬部外品の育毛剤に配合されており、臨床試験では使用4週後から抜け毛の減少が確認され、12週後には脱毛の改善が有意に見られました。

特にミノキシジルとの併用により、さらに優れた育毛効果が期待できます。

参考サイト
女性における男性型脱毛症患者に対する女性ホルモン含有育毛剤の使用試験

全世代に含まれるエチニルエストラジオール

低用量ピルには第1~第4世代まで分かれており、各世代にはそれぞれ特徴がありますが、エチニルエストラジオールは低用量ピルの全世代に含まれている成分です。

世代によって黄体ホルモンの種類が異なるものの、実際に今日本国内でも処方されているのは第2世代以降のものが大半となっており、経口避妊薬にはもちろん、月経困難症やニキビの治療薬としても使われています。

エチニルエストラジオールの副作用

医薬品には全て副作用というものが存在します。
それはエチニルエストラジオールも例外ではありません。
薬の本来の目的通り働く効果を主作用といい、本来の目的以外で出てしまう効果を副作用と言います。

一般的に薬に含まれる成分は、1つの症状にのみ作用するわけではなく、望む治療効果以外にも作用してしまう場合が多いです。
服用時の体の体調によって副作用が生じる場合や、成分に対するアレルギー症状が副作用として生じる場合があります。

エチニルエストラジオール配合育毛剤の副作用

エチニルエストラジオール配合の育毛剤では、そう痒や紅斑など頭皮への軽い皮膚刺激が起こることがありますが、多くの場合は使用を止めると改善します。

他の成分が原因となる場合もあるため、特に皮膚が敏感な方は使用前にパッチテストを行うと安心です。

濃度は低いものの、成分が皮膚から吸収されることで内服薬と同様の副作用が生じる可能性もあるため、注意が必要です。

重篤な副作用

エチニルエストラジオールを使用することで、頻度は不明ながらも血栓症という重篤な副作用が起こるおそれがあります。

特に注意すべき血栓症が疑われる症状としては、以下が挙げられます。

緊急対応を要する血栓症の主な症状
  • 突然の息切れ
  • 下肢の急激な疼痛、腫脹
  • 激しい頭痛
  • 胸痛
  • 急性視力障害
  • 構語障害
  • 四肢の脱力、麻痺

また、血栓症の初期の兆候として疑われる症状は下記の通りです。

血栓症が疑われる症状
  • 下肢の疼痛、腫脹、発赤、しびれ、熱感
  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 息切れ
  • めまい

これらの症状が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医療機関を受診して医師の診断を仰いでください。

参考サイト
医療用医薬品 : プロセキソール(一般名:エチニルエストラジオール)-P11

エチニルエストラジオールを服用してはいけない人

エチニルエストラジオールを服用するにあたって以下に該当する方は服用をしてはいけません。

・妊婦、妊娠の可能性がある方
・妊娠中に黄疸、全身掻痒感、ヘルペスになったことのある方
・骨の成長が十分に成長していない方
・耳硬化症の方
・肝腫瘍のある方
・重度の肝障害がある方
・エチニルエストラジオールに対して過敏症を引き起こしたことのある方
・性器から不正出血のある方(診断の確定していない場合)
・乳がん、子宮内膜がん、子宮頸がんの方、またその疑いのある方
・心血管系の障害がある方
・肺塞栓症、血栓性静脈炎、冠動脈疾患、脳血管障害の方、またはその既往歴がある方

エチニルエストラジオールにも含まれる卵胞ホルモン剤は血管の凝固を促し、血栓の形成を促進してしまう作用があるため、肺塞栓症、血栓性静脈炎、冠動脈疾患、脳血管障害の既往歴がある方が服用することで、症状を増悪させてしまう場合があります。

心血管系の障害がある方はエチニルエストラジオールを服用してはいけません。
発症の起因となる疾患として、高血圧、脂質異常症、血管病変を伴う糖尿病、抗リン脂質抗体症候群、肺高血圧症、前兆を伴う片頭痛、心臓弁膜症などが挙げられます。

35歳以上で1日15本以上の喫煙者や手術予定が4週間以内の方、術後2週間以内など安静が必要な方も心血管系の障害が発生しやすいと言われているため服用できません。

がん、子宮内膜がん、子宮頸がんの方や疑いのある方は服用によってがんの悪化を助長する可能性があります。
性器からの異常出血がある場合は性器のがんを発症している場合もあるため、服用にはしっかりと検査を行い、医師の診察を受けた後に服用を開始してください。

過去にエチニルエストラジオールで過敏症を引き起こしたことのある方は、再度の服用で過敏症が強く出てしまう場合があるため、服用はできません。

重度の肝障害、肝臓機能の低下している方や耳硬化症の方は服用によって症状が増悪する場合があります。
骨の成長が終わっていない女性が服用することで、骨端の早期閉鎖を起こしてしまい、身体の成長が止まってしまう可能性があります。
妊娠中に黄疸やヘルペスを経験したことのある方は、症状が再発する恐れがあるため、同様に服用してはいけません。

エチニルエストラジオールの併用注意薬

医薬品を服用する際には、併用禁忌薬と併用注意薬というものが存在します。
併用禁忌薬はデソゲストレルと一緒に服用することで体に重大な影響を与えてしまう可能性のある医薬品です。
デソゲストレルを服用する際には、自分が現在服用中の薬をしっかりと確認する必要があります。

併用注意薬はデソゲストレルと一緒に服用することで体に様々な影響が及ぶ可能性があり注意が必要な医薬品です。
薬の効果を弱めてしまったり、逆に強めてしまう場合があるので、注意してください。

併用禁忌

・オムビタスビル水和物
・パリタプレビル水和物
・リトナビル配合剤

エチニルエストラジオールとの併用によって肝機能検査にて異常値が多数報告されているため禁忌とされています。

また、エチニルエストラジオールの成分や効果は服用を中断した後も一定期間身体に残留します。
そのため、上記の成分を含む医薬品を服用しなければならなくなったときも、エチニルエストラジオールの服用を中断した後、約2週間あけて開始してください。

併用注意

・副腎皮質ホルモン
・三環系抗うつ剤
・セレギリン塩酸塩
・シクロスポリン
・テオフィリン
・オメプラゾール
・モダフィニル
・ヒダントイン系製剤
・テトラサイクリン系抗生物質
・ペニシリン系抗生物質
・テルビナフィン塩酸塩
・Gn-RH誘導体
・血糖降下剤
・ラモトリギン
・モルヒネ
・サリチル酸
・HIVプロテアーゼ阻害剤
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
・HCV感染症治療薬
・フルコナゾール
・セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

上記の医薬品とエチニルエストラジオールを併用する場合には注意が必要です。

併用することでエチニルエストラジオールの効果が増強、減弱する恐れがあります。
他にも月経異常、血中濃度の低下、上昇、性器からの異常出血などを引き起こす可能性があるため、同時に服用する場合には医師に相談してから服用するようにしてください。

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参考サイト

医療用医薬品 : トリキュラー