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レボノルゲストレルの効果・副作用・禁忌

レボノルゲストレルの目次


レボノルゲストレルの効果

レボノルゲストレルは子宮内膜の成長を抑える効果、子宮頚管粘液の粘性を高める効果があります。

卵巣から子宮に向けて卵子が放出されるとき、女性の体内では黄体化ホルモン(LH)が分泌されます。
レボノルゲストレルを摂取することで、脳は体内の黄色ホルモンが十分成長したと判断し、LHの分泌を促す性腺刺激ホルモン放出ホルモンの生成を止めます。

これによってLHの分泌が抑えられ、子宮内膜が成長することなく、排卵が起こらなくなります。

受精卵の着床は子宮内膜が成長しているのが条件です。
しかしレボノルゲストレルが子宮内膜の成長を抑えているため、避妊をすることができます。

また、レボノルゲストレルは子宮頚管粘液の粘性を高める効果もあるため、子宮内に精子が入り込むことを防ぐ役割も同時に行っています。
子宮内膜の成長を止めるだけでなく、精子と卵子が結びつくこと自体を回避していることから、避妊率が高まります。

この効果はレボノルゲストレルを服用し続ける限り継続しますが、妊娠を望む場合には服用を中断すると、約2か月後には妊娠できる身体に戻ります。

レボノルゲストレルの臨床試験結果

レボノルゲストレルが含まれた経口避妊薬を使って、臨床試験を行った結果があります。

924名を対象に約420日服用し続けてもらい、他の避妊方法は行わずに性行為を行ってもらいました。

この臨床試験の結果として、924名中、920名が妊娠せずに避妊が成功したことから避妊成功率は99%と言った結果が発表されています。

また、妊娠した残りの4名に関しては期間内でレボノルゲストレルを服用し忘れてしまったと言う報告があります。

緊急避妊薬としての臨床試験結果

緊急避妊薬としてレボノルゲストレルを服用した場合の臨床試験も行われています。

避妊に失敗してしまった、妊娠の可能性がある。などと言った場合、性行為後、120時間以内であればレボノルゲストレルを服用することで妊娠を阻止できることが臨床試験で立証されています。

また、性行為後にレボノルゲストレルを服用して妊娠を阻止する確率は、性行為後から服用するまでの時間が大きく関係することも判明しています。
最も高い効果を得られる時間帯として、性行為後から72時間以内であれば81%、120時間以内で妊娠阻止率63%の結果となりました。

以上のことから、緊急避妊薬としてレボノルゲストレルを服用する場合には性行為後72時間以内に服用することが望ましいとされています。
この結果は63名を対象として行われ、62名が緊急避妊に成功しています。

レボノルゲストレルの服用方法

レボノルゲストレルを緊急避妊として用いる場合には、避妊の失敗後72時間以内に服用することで高い避妊効果を発揮します。

臨床試験では120時間以内でも避妊効果が認められていますが、レボノルゲストレルの効果を最大限発揮するために、避妊失敗後72時間以内に服用するようにしてください。

また、可能な限り服用は早い方が良いため、避妊に失敗した場合には早めの服用を心がけてください。

服用後、2時間以内に嘔吐してしまった場合には、有効成分の吸収が間に合っていない恐れがあります。
このような場合には再度、追加で1錠服用するようにしてください。

アルコールの関係

医薬品とアルコールは飲み合わせが良くないとされていますが、レボノルゲストレルに関してはアルコールに左右されることがありません。

レボノルゲストレルを服用する前、後に関わらずアルコールが入っている場合でも、避妊に失敗した場合にはレボノルゲストレルを服用してください。

ただしアルコールの成分により、嘔吐する可能性が高いため、注意してください。

レボノルゲストレルの副作用

医薬品には全て副作用というものが存在します。
それはレボノルゲストレルも例外ではありません。
薬の本来の目的通り働く効果を主作用といい、本来の目的以外で出てしまう効果を副作用と言います。

一般的に薬に含まれる成分は、1つの症状にのみ作用するわけではなく、望む治療効果以外にも作用してしまう場合が多いです。
服用時の体の体調によって副作用が生じる場合や、成分に対するアレルギー症状が副作用として生じる場合があります。

起こりやすい副作用

・消退出血
・不正子宮出血
・頭痛
・悪心

レボノルゲストレルの副作用として、予定外での性器から出血が挙げられます。
また、頭痛や悪心なども比較的多く挙げられています。
これらはホルモン環境のバランスが一時的に乱れていることから生じる副作用となっているため、レボノルゲストレルを服用し続けている間に軽減する場合が多く、深刻に捉える必要はありません。

どれも一時的な症状であり、深刻に捉える必要はありませんが、症状が重い場合や長引く場合には、医師にご相談ください。

妊娠初期の出血と生理の区別

アフターピルを服用し、避妊に成功すると消退出血という出血が発生します。
消退出血は、アフターピルの作用によって引き起こされた生理のような症状です。

この消退出血は、妊娠初期に発生する着床出血と呼ばれるものに似ており、見分けにくいと感じる人が多くいます。

なぜ出血したのかを見極める方法は、出血するまでの時間をチェックすることです。
消退出血は、アフターピル服用後3日~3週間ほどの間に発生します。

一方、着床出血は排卵日の1週間後、生理予定日の1週間~数日前に発生します。
出血の時期が3日以上あいていれば、避妊に成功したと判断できるといえるでしょう。
ただし念のため、婦人科やクリニックで確認することをお薦めします。

レボノルゲストレルを服用してはいけない人

レボノルゲストレルを服用するにあたって以下に該当する方は服用をしてはいけません。

・レボノルゲストレルに対しての過敏症を発症した経験がある方
・妊婦
・重度の肝障害を患っている方

過去にレボノルゲストレルが含まれた薬剤を服用して過敏症を引き起こした経験のある方は服用してはいけません。
重度の肝障害を抱えている方は、レボノルゲストレルの成分によって症状を増悪させる可能性があります。
これは、レボノルゲストレルが肝臓で代謝を受けるため、肝障害により機能低下している場合、肝臓に負担がかかってしまうためです。

また、既に妊娠している妊婦がレボノルゲストレルを服用しても避妊効果はありません。
治療上、利益性がないことから禁忌に指定されています。

レボノルゲストレルの併用注意薬

医薬品を服用する際には、併用禁忌薬と併用注意薬というものが存在します。
併用禁忌薬はレボノルゲストレルと一緒に服用することで体に重大な影響を与えてしまう可能性のある医薬品です。
レボノルゲストレルを服用する際には、自分が現在服用中の薬をしっかりと確認する必要があります。

併用注意薬はレボノルゲストレルと一緒に服用することで体に様々な影響が及ぶ可能性があり注意が必要な医薬品です。
薬の効果を弱めてしまったり、逆に強めてしまう場合があるので、注意してください。

併用禁忌

レボノルゲストレルと同時に服用してはいけない医薬品は存在しませんが、以下で注意すべき医薬品を記載しています。

併用注意

・抗けいれん薬、HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬

アフターピルとの併用によって肝の薬物代謝酵素を誘導し,アフターピルの代謝を促す恐れがあるため注意が必要です。

・セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)

こちらもまた肝臓の薬物代謝酵素を誘導し、アフターピルの代謝を促す恐れがあるため注意が必要です。
セント・ジョーンズ・ワートを含む健康食品やサプリメントを摂取しているという方は、レボノルゲストレルを服用する際には控えてください。

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参考サイト

医療用医薬品 : レボノルゲストレル