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ゲストデンの効果・副作用・禁忌

ゲストデンの目次


ゲストデンの効果

ゲストデンは血中における黄体ホルモンの濃度を上昇させる効果があります。

これによって血中のホルモン量が妊娠時に近い状態となり、脳にある視床下部と下垂体前葉は卵巣から黄体ホルモンが分泌されていると錯覚します。
結果的にGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の分泌が止まり、卵胞の成長に必要なこれらのホルモンが分泌されなくなり、排卵が止まる仕組みです。

またゲストデンを服用することによって血中黄体ホルモンの濃度が上昇しますが、子宮内膜の細胞増殖が抑えられ、エストロゲンが分泌されないことから子宮内膜が厚くなりにくく、排卵が起きた場合でも受精卵の着床をすることがありません。

子宮頸管の粘液からは水分が損なわれ、粘度の粘り気が強くなることから、精子が子宮頸管を通過しづらくなり、精子の侵入も防ぐ役割もあります。

ゲストデンの特徴

ゲストデンはピルに含まれている黄体ホルモン剤のことを指します。
ゲストデンは避妊を計画的に行うことを目的としたピルに含まれており、月経周期に合わせて服用し続けることで、服用を続ける間は排卵を阻止して受精を防ぐことができます。

ゲストデンを含んだピルは第3世代のピルと呼ばれており、従来の第2世代のピルよりもニキビやムダ毛と言った副作用が生じにくい特徴があります。
これは従来のピルに比べて黄体ホルモン量が多くなっているため、アンドロゲン活性をより抑えることができるためです。

アンドロゲン活性とは、皮脂腺の活性化、体毛の増加など男性ホルモンのような働きをすることを指します。

ゲストデンを含む第3世代のピルは、上記でお話ししたように、黄体ホルモンの量によってアンドロゲン活性を抑え、副作用が少なくなっている分、服用しやすくなっています。
反対に、第1、第2世代のピルと比較すると、血栓を引き起こしやすいデメリットもあるため、服用できない方も多く存在します。

第3世代のピルの中でも知名度の高いデソゲストレルと比べ、ゲストデンは黄体ホルモンの量が多く、デゾゲストレルが9.0の黄体ホルモン量に対し、ゲストデンは12.6となっているため、より男性ホルモン作用を抑えることができ、ニキビや脂質代謝などが軽減されます。

その他にも子宮内膜が厚くならず、生理痛の軽減などにも優れ、LDL(悪玉コレステロール)の増加を防ぎ、HDL(善玉コレステロール)を上昇させる効果もあることから、動脈硬化を防ぐ役割も果たします。

ゲストデンの副作用

医薬品には全て副作用というものが存在します。
それはゲストデンも例外ではありません。
薬の本来の目的通り働く効果を主作用と言い、本来の目的以外で出てしまう効果を副作用と言います。

一般的に薬に含まれる成分は、1つの症状にのみ作用するわけではなく、望む治療効果以外にも作用してしまう場合が多いです。
服用時の体の体調によって副作用が生じる場合や、成分に対するアレルギー症状が副作用として生じる場合があります。

起こりやすい副作用

・頭痛
・悪心
・倦怠感
・消退出血
・不正子宮出血

ゲストデンの副作用として、上記の副作用が生じやすいとされています。
生理が始まる直前の黄体期と類似しており、黄体期には頭痛、眠気、全身のだるさなどが生じます。
また、月経とは関係なく、性器からの出血が見られる場合もあります。

どれも一時的な症状であり、深刻に捉える必要はありませんが、症状が重い場合や長引く場合には、医師にご相談ください。

ゲストデンを服用してはいけない人

ゲストデンを服用するにあたって以下に該当する方は服用をしてはいけません。

・ゲストデンに対しての過敏症を発症した経験がある方
・異常性器出血のある方(診断が確定していない場合)
・血栓性静脈炎、脳血管障害、肺塞栓症、冠動脈疾患の方、またはこれらの既往歴がある方
・35歳以上で1日に15本以上の喫煙者
・前兆の伴う片頭痛の方
・肺高血圧症、心房細動を合併する心臓弁膜症の方
・血管病変を伴う糖尿病の方
・抗リン脂質抗体症候群の方
・血栓性素因のある方
・手術予定4週間前、術後2週間以内、出産してから4週間以内の方
・重篤な肝障害のある方
・肝腫瘍のある方
・脂質異常症の方
・高血圧の方
・耳硬化症の方
・妊婦、妊娠の可能性がある方
・骨成長が終わっていない可能性のある方
・エストロゲン依存性腫瘍の方、あるいは疑いがある方

上記に該当する方はゲストデンを服用してはいけません。
過去に過敏症を引き起こしたことのある方は再度の服用で過敏症が強く生じてしまう可能性があります。

肝障害や脂質異常のある方が服用することで、成分が肝臓で吸収するため、臓器に大きく影響を及ぼす危険性があります。
妊娠の可能性がある方や妊婦がゲストデンを服用しても避妊の効果はありません。

ゲストデンの併用注意薬

医薬品を服用する際には、併用禁忌薬と併用注意薬というものが存在します。
併用禁忌薬はゲストデンと一緒に服用することで体に重大な影響を与えてしまう可能性のある医薬品です。
ゲストデンを服用する際には、自分が現在服用中の薬をしっかりと確認する必要があります。

併用注意薬はゲストデンと一緒に服用することで体に様々な影響が及ぶ可能性があり注意が必要な医薬品です。
薬の効果を弱めてしまったり、逆に強めてしまう場合があるので、注意してください。

併用禁忌

・オムビタスビル水和物
・パリタプレビル水和物
・リトナビル配合剤

ゲストデンとの併用によって薬剤の代謝を抑え、効果を増強する恐れがあるため併用してはいけません。

また、ゲストデンの成分や効果は服用を中断した後も一定期間身体に残留します。
そのため、上記の成分を含む医薬品を服用しなければならなくなったときも、ゲストデンの服用を中断した後、約2週間あけて開始してください。

併用注意

・副腎皮質ホルモン
・三環系抗うつ剤
・セレギリン塩酸塩
・シクロスポリン
・テオフィリン
・オメプラゾール
・モダフィニル
・ヒダントイン系製剤
・テトラサイクリン系抗生物質
・ペニシリン系抗生物質
・テルビナフィン塩酸塩
・Gn-RH誘導体
・血糖降下剤
・ラモトリギン
・モルヒネ
・サリチル酸
・HIVプロテアーゼ阻害剤
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
・HCV感染症治療薬
・フルコナゾール
・セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

上記の医薬品とゲストデンを併用する場合には注意が必要です。

併用することでゲストデンの効果が増強、減弱する恐れがあります。
他にも月経異常、血中濃度の低下、上昇、性器からの異常出血などを引き起こす可能性があるため、同時に服用する場合には医師に相談してから服用するようにしてください。

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参考サイト

低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン