韓国の「ノム族」と育毛について

韓国の「ノム族」と育毛について AGA(男性型脱毛症)

韓国で意識の高い中年男性をノム族と言います。

“おじさんは勘弁”という意味の“NO MORE UNCLE”を略してNOMU(ノム)、彼らをまとめてノム族と呼びます。

日本でもちょっと前に流行語にもなった、「ちょいワルオヤジ」「艶男(アデオス)」なんて言葉もありましたが、それともちょっと違うようです。

ノム族は40~50代の男性で、彼らは素敵な中年になろうと年齢に関係なく、自由な考え方や生活を目指す人たちです。

その為には、スキンケアやサプリメントなどの機能性化粧品を使い、ジムに通い体を鍛え、見栄えのいいファッションに身を包む、自己投資に励みます。

若い世代ともギャップ無く接することも重要と考えます。

そんなノム族が特に気にするのが薄毛の改善です。

薄毛に関心の高い「韓国」

薄毛の割合でいうと、世界的に見てアジア圏の薄毛の比率はそう高くは無く、上位10位までは全てヨーロッパ勢と北米のアメリカ・カナダが占めており、日本が26.78%で14位、韓国が22.41%で20位ほどです。

割合としてそこまで薄毛とは言えない国ですが、薄毛に対する思いが違うためです。

なぜなら韓国では「薄毛はケチ」というイメージがあるようで、薄毛でいる人を見ると「お金がないから薄毛になっている、もしくはケチだから薄毛になっている、ケチだから女性にモテない」=「ハゲはモテない」となります。

とにかく薄毛に対しての風当たりがキツイようです。

男性も女性もこのような印象を抱くのであれば、若い頃より薄毛に対する意識が高くなり、時間やお金も惜しまずに予防や対策を始めるのも納得です。

カツラや植毛に寛容

韓国は世界的に見ても整形など美容に対して寛容な国で、カツラや植毛もその一つと捉え、とても一般的なもののようです。

薄毛の人が次の日からフサフサになって現れても、周りは特に何も言わずむしろ歓迎ムードがあるのだそう。

カツラや植毛はCMも多く、価格も安価なため日本で100万円ほどかかる植毛施術を韓国で行うと、およそ半分ぐらいの施術費だそうです。

これは日本の技術の方が高く、施術後の保証やサービス、失敗した場合の返金ができるため、価格が高くなるのは当然とのこと。

とはいえ、それでも植毛の技術は日本を除けば世界でもトップクラスなので不安になる必要はありません。

育毛に「コーヒーシャンプー」

しかし韓国の植毛クリニックなどの業者は非常に多く、価格価格競争もあり中には悪徳業者も含まれるため、他の薄毛対策を望むようになっているようです。

有名なのがコーヒーシャンプーです。

これは韓国のバラエティ番組で紹介され話題となったものです。

実際コーヒーが含まれたシャンプーも発売されていますが、簡単に自宅で作れてしまうのが話題となった理由のようです。

コーヒーシャンプーの作り方

作り方は以下の通りです。

ショートヘア一回分相当

・インスタントコーヒー スプーン3杯

・水 スプーン3杯

・シャンプー スプーン2杯

・はちみつ スプーン1杯

・食用油 スプーン1杯

材料を混ぜるだけで完成。

使用する水はぬるま湯の方が、顆粒のインスタントコーヒーが溶けやすくなるとのこと。

作って10日は冷蔵庫で保存ができるようです。

コーヒーシャンプーの使い方

使い方は、適量のコーヒーシャンプーを頭皮に付け、5分間ほど指の腹を使いマッサージします。

その後洗い流さずに、ヘアキャップなどを付け10分程放置します。

洗い残しのないようしっかりすすぎをすればOKです。

頭皮の角質をしっかりと落とすことができて、清潔に保ち、コンディショナーをしなくても、しっとりと仕上がるので、ダメージケアの効果もあります。

好きな方であれば、シャンプー後にコーヒーの香りに包まれるのでリラックス効果もあります。

コーヒーシャンプーの効果

簡単に作れると侮ることなかれ、家庭医学の専門家も太鼓判な効果があるとされ、コーヒーに含まれるカフェインは過剰摂取すると頭皮に悪影響になるとされますが、少量であれば血管を拡張させる効果により薄毛の予防に適しているようです。

さらに、AGAやFAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関わる、5α還元酵素を阻害する働きがあることもあるようです。

カフェインは飲んでもこのような効果は無く、直接頭皮に浸透させるのが重要とのことです。

材料費も特にかからないので、興味のある方は試してみてはいかがでしょう。

改善にはAGA治療薬

あくまでも予防として効果があるものなので、AGAの症状が進んでいる方は、もう一つの対策も必要になります。

AGA治療薬のプロペシアやミノキシジルを使用し、抜け毛の抑制と発毛も同時に行うのがお勧めです。

AGAの原因のほとんどが遺伝か男性ホルモン(DHT)によるものなので、薬でこの男性ホルモンの生成を抑えないと、症状があっという間に進行します。

さらに日本の場合、いきなり植毛やカツラに切り替えるのはなかなかハードルが高いと思います。

周りからの反応の変化や、経緯の説明なんてストレスでしかありませんし、それが原因でさらにAGAが進行する恐れもあります。

カツラや植毛に頼る前に、まずはAGA治療薬を試してからでも遅くはないものです。

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参考サイト

育毛に効くシャンプーも登場。薄毛対策にも躍起な韓国の“ノム族”とは?

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