デュタステリドを主成分とするザガーロは、AGA治療薬として非常に高い効果を発揮するため、プロペシアに次いで厚生労働省に認可されています。
この記事では、デュタステリドの服用タイミングや注意点を解説します。
デュタステリドの服用方法
デュタステリドは、1日1回、0.1mg〜0.5mgの範囲で服用します。
最大の推奨摂取量は0.5mgまでとされているため、必要に応じて適切な用量に調整することができます。
なお、0.1mgと0.5mgでは、0.5mgの方が発毛や育毛効果が高いとされています。
飲む際は、必ず水やぬるま湯で服用してください。
デュタステリドを飲むタイミング
デュタステリドの服用タイミングについて、具体的な時間帯は特に定められていません。
朝、昼、夜のいずれの時間帯でも効果に問題はありませんが、飲み忘れには十分な注意が必要です。
飲み忘れを防ぐためには、毎日同じ時間帯に服用するなど、自分が忘れないような都合の良い時間帯を選ぶことが重要です。
また、服用には一定の時間を空ける必要があるため、その点も考慮して、毎日一定のタイミングでの服用が望ましいと言えます。
服用時間を決める
毎日決まったタイミングで服用することにより、有効成分であるデュタステリドの血中濃度を一定に保つことが期待できます。
この安定した成分濃度により、AGA治療の効果を最大限に引き出すことができるのです。
飲み忘れを防ぐだけでなく、AGA全般に期待される効能をより効果的に発揮させるためにも、服用時間をある程度決めるようにしましょう。
24時間以上服用間隔を空ける
1回服用したあとは、次の服用まで24時間以上の間隔を空けてください。
デュタステリドは持続性があり、1回の服用で数時間にわたって作用します。
成分の血中濃度を一定に保つためにも、24時間以上の間隔を確保するようにしましょう。
また、服用を忘れてしまった場合は、気付いた際にすぐに1錠服用してください。
デュタステリドと食事
デュタステリドは、食事の影響をほとんど受けないとされています。
空腹時や食後の投与においても、体内の成分動態は多少変化するものの、大きな変化は見られなかったとの研究結果もあります。
そのため、服用のタイミングは朝の空腹時でも夕食後でも問題ありません。
自身が忘れにくい時間帯で毎日服用しましょう。
デュタステリドとアルコール
デュタステリドは、基本的にアルコールの影響を受けないとされています。
ただし、ザガーロの有効成分であるデュタステリドは、主に肝臓で代謝されます。
同様に、アルコールも肝臓で代謝がおこなわれるため、摂取しすぎると肝臓への負担が増える可能性があります。
肝臓への負担を抑えるためにも、過剰な飲酒は控えましょう。
デュタステリドの服用期間
デュタステリドは、服用を開始してから6ヶ月前後で効果が現れるとされています。
効果の実感には個人差がありますが、早い方は約3ヶ月で発毛効果を感じる場合もあるため、まずは半年の継続を目安に服用しましょう。
半年以上経っても効果を感じられない場合は、体質に合っていない可能性も考えられます。
その場合は、有効成分が異なるプロペシア(フィナステリド)への切り替えを検討するのも良いでしょう。
デュタステリドの服用方法のよくある間違い
この項目では、デュタステリドの誤った服用方法についていくつか紹介します。
非常に効果の高いAGA治療薬であっても、正しい服用方法が守られなければ効果を得ることは難しいです。
服用前に、必ず正しい方法を覚えておくようにしましょう。
デュタステリドを割って服用
デュタステリドを服用する際には、錠剤を半分に割ったり、細かく砕いたりすることは避けてください。
ザガーロの有効成分は、妊娠中や授乳中の女性に触れることで、生殖機能に悪影響を及ぼす危険性があります。
これらの危険を回避するためにコーティングがほどこされているため、割らずにそのまま服用してください。
デュタステリドを1日に2錠飲んでしまった
デュタステリドを24時間以上空けずに2錠飲んでしまった場合、副作用のリスクが高まる危険性があります。
誤って2錠飲んだ場合は、入念に経過を観察し、異常が確認された場合は必ず医師へ相談してください。
デュタステリドを飲み忘れてしまった
デュタステリドを飲み忘れた場合は、気付いたタイミングで、なるべく早く服用するようにしてください。
次の服用タイミングが近い場合は、1回分を飛ばして服用しましょう。
2回分を一度に飲むことは絶対に避けてください。
デュタステリドとは？
デュタステリドは、AGA治療薬です。
プロペシアはⅡ型の5αリダクターゼを抑制する作用があり、AGAにおいては頭部の脱毛を軽減する作用があります。
一方で、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼの両方に作用し、ジヒドロテストステロンの生成を阻害するため、AGAの治療効果が高いとされています。
その高い効果により、デュタステリドはフィナステリドに次いでAGA治療薬として厚生労働省に認可されています。
デュタステリドの服用方法に関するQ＆A
ここからは、デュタステリドの服用方法に関するよくある質問を解説していきます。
服用前に知っておくべき注意点もあるため、それらを踏まえて使用してください。
デュタステリド服用と抜け毛が増えたのは関係ありますか？
デュタステリドはヘアサイクルを正常に調整する作用を持つため、服用開始後は、サイクル調整のため初期脱毛が起きる可能性があります。
初期脱毛は、服用後2週間〜1ヶ月あたりで発生しやすいとされており、抜け毛が増えて不安になる方も多いかと思います。
ただし、初期脱毛は効果が現れている証拠でもあるため、経過を確認しながら服用を継続しましょう。
デュタステリドをやめるとどうなりますか？
デュタステリドの服用を中止すると、ヘアサイクルの乱れが生じてAGA治療前の状態に戻る可能性が高まります。
AGAは一定期間の治療で完治することは難しく、継続的な治療が必要です。
薄毛が気にならなくなり服用を中止を検討する方もいますが、基本的には推奨していません。
デュタステリドは依存性や耐性がつくことはありますか？
デュタステリドは飲み続けても依存性や耐性がつくといった報告はありません。
依存性や耐性への不安や、効果を感じられないからといった理由で服用を中止することの方が問題といえます。
そのため、デュタステリドは毎日確実に服用してください。
デュタステリドとフィナステリドの併用はできますか？
デュタステリドとフィナステリドは、両方の効能が似ているため、併用してはいけません。
どちらも男性型脱毛症の治療薬であり、男性ホルモンに対して類似した作用が働くため、併用することで予期せぬ副作用が発生する可能性があります。
これに限らず、同じような作用を持つ薬を併用することは、原則として禁じられています。
デュタステリドとミノキシジルの併用はできますか？
デュタステリドとミノキシジルは、作用機序が異なるため、併用しても問題ありません。
さらに、デュタステリドはAGAの進行を妨げ、ミノキシジルは発毛を促進する働きを持つため、併用することでさらに高い発毛効果を発揮します。
デュタステリドとミノキシジルの組み合わせは、AGA治療をより効率的におこなうために非常に有効だといえます。
| 商品名 | デュタステリド＋ミノキシジル |
|---|---|
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| 成分 | デュタステリド／0.5mg ミノキシジル／5mg |
| セット内容 | デュタステリド90錠 ミノキシジル100錠 |
| メーカー | Asle pharmacenticals |
| 価格 | 8,800円～ |
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