薄毛改善で印象はどれぐらいアップするか?

薄毛改善で印象はどれぐらいアップするか? AGA(男性型脱毛症)

アメリカの大学で植毛による薄毛改善で、男性の印象がどれだけ変わったかを調べる調査がされました。

この調査により、薄毛改善での印象のアップ度合いが数値化されたとのこと。

これにより薄毛が改善されると、される前より20%印象がアップされるようです。

人は見た目が9割

何年か前に「人は見た目が9割」という新書が話題になったのを覚えているでしょうか。

人の判断基準のほとんどが見た目(視覚)からの情報に基づくものが多いというもので「確かにそうかも」と思いながら読んだ覚えがあります。

もちろん「人は見た目で判断してはいけない」という考えもありますが、実際には見た目や表情、しぐさなど言葉以外でのコミュニケーションは、その人の印象への影響が大きいのだそうです。

この説は薄毛でも当てはまるようです。

薄毛改善での印象の変化

2年ほど前の2016年、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学が発表した研究が話題になりました。

それは人の見た目、頭髪に関するものです。

研究内容は薄毛の人が植毛すると、印象は変わるのかというものです。

結果から言うと「印象は良くなる」です。

これは植毛を行うと、社会的な評価がどれぐらいアップするかを数値化するという調査です。

調べ方はSNSで参加者を無作為に募り、薄毛の男性の植毛前と植毛後の写真を比べてもらい、どのように印象が変わったかアンケートに答えてもらうものです。

13人の男性の写真が用意され、そのうち植毛を受けた方が7人、対称として植毛していない方6人をそれぞれ確認してもらいます。

「年齢」「魅力」「成功」「近づきやすさ」を判断基準に、女性63人男性58人、18歳~52歳の対象者に意見を求めました。

調査の結果

アンケートを集計すると、髪の毛の量が増えると平均で3.6歳若く見え、「魅力的」「成功していそう」「親しみやすい」と印象が変わるという結果になりました。

この写真に関しての印象としては、100点満点でのランク付けを移植前が50点としたら、移植後は69点~71点まで高くなるという評価になりました。

調査機関のコメントとしては、薄毛の見た目は「老けて見える」「魅力的ではない」「成功していない」「近づきたくない」など、社会的不利益と関係性がある、髪の毛が増えると逆に有益になるとのことです。

何となく予想がつく妥当な結果ではありますが、薄毛には人の印象においてマイナス面を感じさせる影響があるようです。

※画像内の文字は参考サイトを直訳しているものです。

植毛とは

植毛について説明すると、脱毛した部分に髪の毛を直接頭皮に植える施術です。

人口に作られた髪の毛や自分の髪の毛の多い部分からもってくるものなどがあります。

植毛の施術は、事故や火傷などの外傷や医薬品での治療が困難な場合に選択するのが一般的です。

現在では技術が進歩しているため、メスを使用せず切開や縫合の必要が無いため、施術中の痛みが軽減される場合が多いそうです。

施術中や施術後に麻酔や痛み止めも使用するため、多少の痛みはあるものの怖がるほどのものではないようです。

ほとんどの場合が保険適用外の為、施術費全額を自己負担することになります(事故や火傷で頭皮が重度の損傷を受けた場合、医療控除が適応されます)。

気にしない人

薄毛になったとしても見た目は気にしない、もちろん人のことも気にならないという人もいるかも知れません。

しかし30代以降の年齢の男性、女性は髪の毛に対して将来不安を感じる人が多く、まったく気にしない人はごく稀だと言われています。

薄毛になったら坊主かスキンヘッドにしてしまえばいいという考えもありますが、これはかなり薄毛に気を使う方に限られると思います。

そもそも見た目を気にしない人は、普段から坊主やスキンヘッドを維持するのが難しいと思います。

坊主やスキンヘッドの見た目をキープするためには、すぐ伸びてくる髪の毛をこまめな手入れやカットする必要があります。

日本人は元来黒く太い髪質なので、薄毛が目立ちやすいもので、髪が薄くなり頭皮が見える部分と、髪の毛が十分にある部分のコントラストが分かりやすくなってしまいます。

他の薄毛改善方法

髪の毛がしっかりしている方が印象がいいのは、研究の結果で示された通りだと思います。

植毛は薄毛改善の手段としては確実ではありますが、それなりに費用や時間がかかることになります。

植毛は他の方法で試してみて、それでも改善できない場合の手段として考えた方がいいかも知れません。

他の方法として以下のものがあります。

AGA治療薬

日本皮膚科学会が発表しているAGA診療ガイドラインでは、薄毛の改善にはAGA治療薬の使用を推奨しています。

そのため皮膚科やAGAクリニックを診療すると、様々な治療法がある中で、第一選択としてAGA治療薬が処方されます。

男性の場合、成分フィナステリドが配合された「プロペシア」、成分ミノキシジルの配合された外用薬の併用がより薄毛改善に効果があるとされています。

女性の場合、ミノキシジルやアデノシンが成分として配合されている外用薬は薄毛の改善に効果があるとされています。

病院や専門クリニックでも処方してもらえますが、費用を抑えたい方は「フィナクス」や「ツゲイン」などのジェネリック薬がお薦めです。

カツラやウィッグ

治療ではありませんが、印象をアップさせる効果としてはカツラの使用もいいと思います。

AGA治療薬を使う場合も、頭皮のヘアサイクルが正常になるまでそれなりに時間はかかるものです。

その間にカツラや部分的に毛量を増やすウィッグを使用すれば、見た目の印象はアップしますし自信にも繋がります。

特に女性用の部分ウィッグなどは様々な種類があり、おしゃれをするアイテムとして活躍しています。

薄毛に対する意識の変化

薄毛の改善の種類が増えたのは、技術の進歩もありますが以前より薄毛に対する世の中の意識が変わったからだと思います。

薄毛改善もメイクや整形など美容の一種と捉え、見た目の印象が良くなればコミュニケーションが図りやすくなるので、本人が望むならいいのではと受け入れるようになったのだと思います。

薄毛改善の方法はいろいろあるので、無理なく自分に合うものを選択してみてはいかがでしょうか。

AGA治療薬の使用は他の治療法に比べ、コスト面や効果に関して納得のいく方法だと思いますので、非常にお勧めです。

関連ページ

参考サイト

「頭髪の薄さ」が印象に与える影響とは?研究者からのメッセージ

Perception of Hair Transplant for Androgenetic Alopecia

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