頭皮の汗や臭いを抑えるには?原因も徹底解明

体臭ケアについて、今やスメルハラスメントという言葉が広がっているため女性だけでなく男性も気にするようになってきました。
そんな体臭ですが、特に汗の臭いやワキガ臭などが多く、本人ではなかなか気づきづらいです。
そんな体臭は、脇などの体だけをケアすれば良いと言う訳ではなく、実は頭皮の臭いもケアしていくべきなのです。
頭皮の臭いは自分ではなかなか確認しづらいため、実際に臭っているかどうかは体よりも分かりづらいです。
しかし頭皮は脂が分泌されやすいため、ケアを怠ると臭ってしまいます。
清潔感を出すためにも、頭皮の臭いケアを行っていきましょう。
なぜ頭皮が臭うのか
毎日お風呂に入ってシャンプーをしているのになぜ頭皮が臭ってしまうのでしょうか。
実は、頭皮が臭ってしまう原因は3つあります。
まず1つは、キューティクルの剥がれた部分に臭いが付着してしまうという理由です。
実は、キューティクルが剥がれてしまうと髪の表面積が広がるため、そこに外部からの臭いが付着しやすくなるのです。
キューティクルはカラーやパーマ、紫外線などで剥がれ落ちるため、年齢を重ねるにつれ付着しやすく、紫外線をダイレクトに浴びてしまう朝シャンを行う人は要注意です。
次に、頭皮は汗をかきやすく、髪の毛があることで湿度も高いため皮膚の常在菌が繁殖しやすい環境なのです。
頭皮にある常在菌は、それによって病気を起こすわけではありませんが、増殖すると臭いが強くなってくるのです。
そして最後に、頭皮の皮脂が酸化することで悪臭を放出してしまうという理由です。
頭皮は顔の3倍皮脂が分泌するため、その皮脂が紫外線を浴びるなどして酸化すると臭いが強まってしまいます。
そのにおいの元となる成分はノネナールというもので、実は年齢を重ねるごとに増加することが分かっているのです。
そのため加齢臭とも関係があるのではと現在研究が進められています。
頭皮の臭いを抑えるには
上記で頭皮が臭ってしまう原因が理解できたと思います。
常在菌や皮脂の関係だと聞くと、じゃあ頭をしっかり洗えばいいんでしょ?と思いがちですが、実は洗いすぎも頭皮の臭いを強くしてしまう原因になりかねないので気を付けてください。
頭皮の常在菌にはバリア機能もあり、増えすぎはもちろん臭いの原因となりますが、強くゴシゴシと洗う事や洗浄力が強い製品で毎日洗うと必要な常在菌までも無くなってしまうのです。
それにより肌は守られなくなり、臭いの原因になる菌が増えてしまいます。
もちろん毎日頭を洗うのは良い事ですが、洗いすぎには気を付けましょう。
頭の洗いすぎもよくないのなら、どう対策すればいいのでしょうか。
今日から行える頭皮の臭いを抑える方法には下記のようなものがあります。
油を多く使う料理や、お肉料理は皮脂分泌を促してしまいます。
絶対に禁止という訳ではありませんが、食べ過ぎている自覚がある方は食べる頻度を減らしてみてください。
臭いを抑えようと強力な製品を使っている方は、もしかしたら逆効果になっているかもしれません。
アミノ酸のシャンプーが頭皮に優しいためお勧めです。
髪のキューティクルが剥がれるとそこに臭いが付着しやすくなるという原因を説明しましたが、そのキューティクルを守るには髪の毛を擦り過ぎないことが重要になります。
シャンプーをする際は、髪を洗うというよりも地肌を揉みこむようにマッサージすることを意識してみてください。
常在菌は高温多湿の環境で増殖していきます。
そのためお風呂上りや汗をかいた後はしっかりと乾かすようにしてください。
夏場などは熱いと思うので、ある程度水気が取れたら冷風で乾かすと良いです。
自分の臭いを確認する方法
臭いは自分では気づきづらい上に、頭皮なので嗅ぎづらく自分がどれほど臭っているのかを確認する方法がありません。
もし、下記のような項目に当てはまるようであれば頭皮の臭いをケアする必要があるかもしれません。
- 自分の枕が臭い
- 汗をかきやすい
- 自然乾燥させてしまう
- 脂っこいものが好き
自分に当てはまるものが一つでもある人は頭皮が臭っている可能性が高いです。
改善方法は今日からも意識していれば行えることなので、ぜひ行っていってください。
頭皮ケアで臭いを抑える
頭皮の臭いは体臭と同じくらい気になると思います。
特に女性は男性の顔の位置に頭がある場面が多いため、より気になるためフレグランスなどでごまかすことも多いでしょう。
いくら見た目をきれいにしていても、臭いがきついと一気に印象が下がってしまうので、香りでごまかさず根本的に臭いを改善する方法を行っていくことが大切です。
関連ページ
合わせて読みたいお薦め記事
参考サイト
・気になる「頭皮のニオイ」を作り出す原因は3つ。解消法はある? - まぐまぐニュース!