痩せる薬は、内科でももらえるのか調べてまとめました。
内科に行けば、誰でも痩せる薬をもらうことができるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、内科でもらえる痩せる薬について紹介していきます。
また、市販薬や美容クリニックで処方されている薬・通販で買える薬など比較してみました。
内科でもらえる痩せる薬はサノレックス
内科でもらえる痩せる薬は、サノレックスという食欲抑制剤です。
内科に行けば、誰でも簡単にもらえる薬ではなく、処方条件があります。
また、依存性や副作用にも注意しないといけません。
内科でもらえる痩せる薬の処方条件や注意点について説明します。
サノレックスを処方してもらうには?
内科でもらえる痩せる薬「サノレックス」には、処方条件があります。
肥満度が+70%以上又はBMIが35以上の高度肥満症患者
処方条件に当てはまっていない場合、内科ではもらうことはできません。
また、医師が健康状態を確認するため、肥満症ではなくダイエットしたい、ただ痩せたいというだけの場合、内科でもらうのは難しいです。
依存性があり海外では使用中止
サノレックスは依存性が認められていて、海外では使用を中止しています。
日本では、使用中止になっていませんが、長期間の使用は推奨していません。
長くても3ヶ月を目安とした服用期間を設けています。
また、1ヶ月で効果が見えない場合は、服用を中止します。
内科でもらえる痩せる漢方薬
内科では痩せる薬として漢方薬をもらうこともできます。
漢方薬は、体質改善を中心にサポートするので、痩せる薬と比べ効果は穏やかです。
食事改善や軽めな運動と組み合わせることで、体質的に痩せやすくしていきます。
また、市販でも漢方薬を購入することができますが、成分量が少ないです。
より効果を高めたい場合、内科でもらえる満量処方の漢方薬がおすすめです。
防風通聖散
防風通聖散は、つい食べ過ぎてしまう方におすすめです。
腹部に皮下脂肪がつきやすく、便秘がちの方に効果的と言われています。
- 脂肪太り
- 太鼓腹
防已黄耆湯
防已黄耆湯は、下半身周りが気になる方におすすめです。
水分の排出を促す効果が期待できるので、むくみがちな方に効果的とされています。
- 水太り
- かえる腹
痩せる薬「アライ」は内科でもらえる?
大正製薬より販売が予定されている痩せる薬「アライ」。
内臓脂肪減少薬である「アライ」は、要指導医薬品として市販されることが決まっています。
そのため、内科ではなくドラッグストアで購入が可能です。
しかし、購入条件を満たす必要があり、薬剤師がいるドラッグストアでしか購入することができないため、購入するハードルが高いです。
美容クリニックやダイエット外来で処方されている薬
美容クリニックやダイエット外来では、内科に比べ様々な痩せる薬を取り扱っています。
そのため、自分の目的に合った痩せる薬をもらうことが可能です。
ただし、多くは美容目的となり、保険適用外となる点に注意しましょう。
一部、保健適用可能な場合もありますが、肥満症や肥満症に伴う疾患を有している方のみとなります。
痩せる薬の種類と特徴
種類 | GLP-1受容体作動薬 | 脂肪吸収抑制剤 | 糖質吸収抑制剤 | 糖質吸収抑制剤 | 食欲抑制注射 |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | リベルサス | ゼニカル | フォシーガ | アカルボース | サクセンダ |
特徴 | 食欲を抑制する 消化スピードを抑える |
脂質の吸収を約30%カット | 糖質の吸収を抑制する | 糖質の吸収を抑制する | 食欲を抑制する |
価格 | 1ヶ月:約25,000円 | 1ヶ月:約20,000円 | 1ヶ月:約20,000円 | 1ヶ月:約6,000円 | 1ヶ月:約25,000円 |
美容クリニックやダイエット外来では、サノレックス以外の痩せる薬をもらえます。
食事から摂取した脂質や糖質をカットしてくれる痩せる薬もあり、自分の悩みに合ったものを選ぶことができます。
脂質が多い日、糖質が多い日などの使い分けも可能です。
また、サノレックスと同じく食欲を抑えてくれる薬もあります。
減量効果は、臨床試験でも表れています。
リベルサス14mg | ゼニカル120mg | フォシーガ5mg | フォシーガ10mg |
---|---|---|---|
26週間服用で-2.4kg | 1年間服用で 体重5%以上減量(45.3%) 体重10%以上減量(20.2%) |
24週間服用で-2.56kg | 24週間服用で-3.17kg |
保健適用の条件(外来のみ)
ダイエット外来(肥満外来)では、保険適用が可能な場合があります。
ただし、内科同様で肥満症などの条件を満たす必要があります。
・BMIが35以上の高度肥満の方
・BMIが25以上かつ、糖尿病、高血圧、脂質異常症と診断された方
・肥満にともなう睡眠時無呼吸症候群と診断された方
・肥満による膝痛や腰痛のある方
・その他、肥満による健康障害のある方
肥満症や肥満に伴う疾患を有している場合、保険適用が可能となっています。
美容目的やただ痩せたい場合、内科同様保険は適用できませんので、注意してください。
通販で購入できる痩せる薬もある
内科や美容クリニック、ダイエット外来でもらえるをご紹介してきましたが、同じ薬が通販でも購入することが可能です。
通販であれば、
・医師の診察なし
・処方条件・購入条件なし
で簡単に購入できます。
処方条件や購入条件がないため、美容目的の場合でも条件を気にする必要がありません。
なお、内科でもらえる痩せる薬(サノレックス)は、個人輸入の規制対象となっているため、取り扱いできません。
サノレックスが欲しい場合、内科で処方してもらう必要があります。
商品 | リベルサス | ゼニカル | オルリガル | フォシーガ | フォシーガジェネリック | メトホルミン | ゾメット | グルコバイ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
画像 | ||||||||
成分 | セマグルチド | オルリスタット | オルリスタット | ダパグリフロジン | ダパグリフロジン | メトホルミン | メトホルミン | アカルボース |
値段 | 10錠:8,500円~ | 42錠:9,360円~ | 84錠:6,800円~ | 28錠:6,300円~ | 30錠:5,700円~ | 28錠:2,800円~ | 100錠:4,200円~ | 90錠:2,700円~ | リンク | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ | 商品詳細へ |
通販で買える薬の違い
美容クリニック、市販で買える薬との違いについてまとめました。
まず、美容クリニックと通販で買える薬の違いは、主に価格となっています。
通販の場合、病院を受診する必要がないため、診察料など薬代以外のものがかかりません。
通販であれば、薬代+送料のみで購入できるため、価格面の差が出やすいです。
また、美容クリニックで取り扱っている同じ医薬品に加え、ジェネリック医薬品も選べるので、同じ効果が期待でき、コストパフォーマンスに優れるのが特徴です。
市販薬(アライ)は、オルリスタットという成分を含む脂質吸収阻害薬となっています。
市販薬と通販で買える薬の違いは、成分量です。
市販薬は、オルリスタット60mgを配合していますが、通販で購入できる薬は、最大120mg配合しています。
高用量の薬を服用することができるので、より高い効果が期待できます。
また、オルリスタットもジェネリック医薬品を取り揃えているため、コスト面が気になる方にもおすすめできます。
内科でもらえる痩せる薬に関するQ&A
内科でもらえる痩せる薬に関するQ&Aをまとめました。
痩せる薬を内科でもらいたい場合、確認しておきましょう。
内科ならどこに行っても痩せる薬はもらえますか?
痩せる薬を取り扱っている内科に行く必要があります。
・最寄りの内科で取り扱いがあるか
・保健適用可能か
を確認した上で受診するのがおすすめです。
一部内科では、取り扱いはあるが、自由診療で処方しているという場合もあるようです。
痩せる薬を内科で処方してもらうには?
肥満症と診断された場合、保健適用での処方が可能です。
美容目的やただ痩せたいというダイエット目的の場合、自由診療であれば処方してもらえる可能性もあります。
肥満症の条件に満たない場合、自由診療で取り扱っている内科を探してみてください。
内科でもらえる痩せる薬なら絶対に痩せますか?
内科でもらえる痩せる薬は、強い効果が期待できますが、個人差があります。
そのため、絶対に痩せると断言することは難しいです。
薬だけでなく普段の食生活や運動を見直しながらサポートとして服用をしていくことをおすすめします。
内科でもらえる痩せる薬は安全ですか?
内科でもらえるなら安全と考える方も多いでしょう。
しかし、強い効果が期待できる反面、副作用も強く出る可能性もあります。
身体と薬の相性があるため、個人差が大きいです。
薬を服用して、異変を感じたらすぐに服用をやめ、医師に相談してください。
内科でもらえる痩せる薬は市販されていますか?
市販では、アライという脂質の吸収をカットする薬が販売予定となっています。
市販薬ではありますが、要指導医薬品となり購入条件が設定されています。
また、購入1ヶ月前から生活習慣および腹囲・体重の記録する必要があります。
薬剤師の指導を受け、購入する必要があり、服用中は経過観察を行います。
まとめ
内科でも痩せる薬をもらうことはできます。
しかし、美容目的でダイエットしたい、ただ痩せたいという場合にはあまりおすすめできません。
痩せる薬だけに頼らず、長期的に健康を意識したダイエットに取り組むようにしましょう。
ダイエットのサポートとして薬やサプリを使用するのが効果的です。