白い歯を守る!エナメル質って何?

白い歯を守る!エナメル質って何? 美容

みなさん毎日しっかりと歯を磨いていますか?
ちゃんと歯を磨いているのに最近黄色くなってきた、なんて方もいらっしゃるかと思います。なんでそんなことになるのでしょうか、実は歯の表面にあるエナメル質が関係しているんです。

エナメル質が傷ついて、食べ物などの色素が沈着することで歯に色が付いてしまうのです。ではどうしたら白い歯を守ることができるのでしょうか?エナメル質について見てみましょう。

エナメル質とは?

歯はエナメル質と象牙質の2層で出来ています。エナメル質は透明で、象牙質は白い色をしています。エナメル質は水晶と同じくらいの硬さで、人間の身体の中の触れられる部分でもっとも硬いとされています。

しかし、実はエナメル質はデリケートな物質で、簡単に削られたり、溶けてしまうことがあります。溶けてしまう原因は、食べ物や飲み物のに含まれている酸です。食べ物や飲み物に含まれている酸には、エナメル質のリン酸カルシウムの結晶を溶かしてしまう作用があり、食事の度にこの酸によりリン酸カルシウムの結晶が溶けてしまいます。これを「脱灰」と呼びます。この脱灰の状態が続いてしまうと歯は虫歯になってしまうのです

一度虫歯になってしまうと、エナメル質は元には戻らないので、しっかりとケアをしましょう。

また、口の中が酸性になっている時はエナメル質が柔らかくなってしまいます。その状態で硬い物を食べたり、強く歯磨きをしたりするとエナメル質にミクロの傷がついてしまいます。エナメル質に傷がついてしまうと、汚れなどがつきやすくなってしまい、また汚れが取れにくくなってしまいます。
そして、歯に色素が沈着してしまう原因となってしまいます。

再石灰化

ではエナメル質はそのまま溶けたままになってしまうのでしょうか?
実は歯はカルシウムやリン酸が含まれる唾液によって再生します。これを「再石灰化」と言います。

再石灰化をすることで、虫歯を予防することができるので、唾液の分泌をしっかりと行うようにしましょう。

唾液を分泌させるにはしっかりとよくと食べ物をかむことが重要です。アゴの筋肉が動くことで刺激され、唾液を多く分泌させることができます。

また、唾液も水分なので、水分をこまめに取るようにしましょう。
しかし、気を付けなければちゃんと再石灰化されずに歯が溶けてしまうことがあります。

酸蝕歯 (さんしょくし)

食べ物や飲み物などでエナメル質が溶けて脱灰し、その状態が長く続くと、再石灰化されずに歯が溶けてしまいます。その状態を「酸蝕歯」と言います。果物、フルーツジュース、炭酸飲料など酸味がある食べ物や、飲み物がこの酸蝕歯の原因となります。

食事などの度にこの酸蝕歯のリスクがあるので、食べる時には注意をしましょう。

歯磨きのタイミング

エナメル質が溶ける原因には他にプラークによる酸で溶けてしまうことがあります。このプラークは食事などで口の中のに残った食べカスなどを食べて酸を発生させます。なので、歯磨きは基本的には食後に行い、口の中に食べカスを残さないようにしましょう。

ただ、酸性の高い物を口に含んだ場合は口の中が酸性状態になってしまいます。口の中が酸性の状態だとエナメル質は柔らかくなってしまうので、すぐにはを磨かないようにしましょう。そして30分から1時間経って口の中が唾液で中性になってから歯を磨くようにしましょう

正しい歯磨きの方法は下記のページでご確認下さい。

フッ素を使う

フッ素はエナメル質から溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す再石灰化をサポートし、強い丈夫な歯を作ります。また、虫歯菌の活動を抑制する作用があり、酸を抑えることが出来ます。

このようにフッ素には歯にいい効果がいっぱいあるので、普段使う歯磨き粉にはフッ素が入っている物を選んで、エナメル質を健康な状態に保ちましょう。

健康的な白い歯を保つために

健康的な白い歯を保つ為にはエナメル質が重要だということが分かったかと思います。
エナメル質を保つ為に以下の4つのことを心がけましょう。

・酸味の強い食べ物、飲み物に気を付ける
・口の中に食べカスを残さないようにする
・歯磨きは30分から1時間後の口の中が中性になってから行う
・フッ素を使う

この4つの事を心がけてエナメル質を守り、キレイで健康的な白い歯にしましょう!

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参考サイト

【エナメル質】 えなめるしつ | アパガード

エナメル質の再生で歯の健康を!一生自分の歯で食事をとるには!|歯のアンテナ

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