フィナステリドを正しく飲むことは、より高い効果を発揮して薄毛の改善につながります。
ここでは、服用する際のベストなタイミグや飲み方、食事の影響についても詳しくご紹介します。
服用についてのよくある質問などもまとめていますので、これからフィナステリドで薄毛治療を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
フィナステリドの服用方法
フィナステリドは1日1回1錠を服用します。
通常、0.2mgを服用しますが必要に応じて成分量を増やすことが可能です。
1日あたりの上限は1mgまでとなっているため、上限を超えないように注意してください。
服用する際は、水またはぬるま湯での服用が推奨されているため、ジュースやアルコールなどでの服用は避けましょう。
参考:プロペシア錠-添付文書
フィナステリドを飲むタイミング
飲むタイミングについては、朝・昼・夜どのタイミングで飲んでも効果に差が出ないため問題ありませんが、
毎日決まったタイミングで服用する必要があります。
例えば、朝10時に飲んだ場合は次の日の朝10時に飲むようにしましょう。
毎日晩酌をする方は、夜の服用は避けて朝または昼に飲むことをおすすめします。
飲み忘れを防止するためにも、同じタイミングで飲むことを習慣化することが大切です。
なぜ毎日決まった時間に飲むのか?
有効成分のフィナステリドは、体内に入ってから24時間で消失してしまうため、毎日決まったタイミングに服用することで効果を持続します。
例えば、朝10時に服用して次の日は夕方の16時に服用した場合、10~16時までの6時間は効果を得られず、薄毛が進行する可能性があります。
フィナステリドの効果を最大限に発揮するためには、血中濃度を一定にすることが重要です。
効率よく薄毛治療をおこないたい場合は、毎日決まった時間の服用を心がけましょう。
フィナステリドの飲む時間がバラバラになると
飲む時間がバラバラになってしまうと、血中濃度を一定に保てず、十分な効果を得られない可能性があります。
血中濃度が一定になっていない場合、フィナステリドの効果は最大限発揮されず、効率よく治療をすることができません。
ほかにも、飲む時間がバラバラになることで、飲み忘れの問題も出やすくなるため注意が必要です。
フィナステリドと食事
フィナステリドは食事の影響を受けないため、食前・食後どちらでも服用が可能です。
医薬品の中には、食前・食後・食間など推奨されるタイミングがありますが、それは効果を最大限に発揮させたり、胃腸の負担を減らしたりすることが目的です。
フィナステリドの場合、食前・食後のどちらで服用しても胃腸への負担が少なく、得られる効果も変わらないため問題ありません。
フィナステリドとアルコール
アルコールとの相互作用が認められていないため、服用中の飲酒は特に問題はありません。
ただし、過度な飲酒は副作用を引き起こしたり、頭皮環境を悪化させたりする可能性が高いため、治療中は適度な飲酒に留めるようにしましょう。
有効成分のフィナステリドは肝臓で分解されており、重大な副作用に肝機能障害が挙げられます。
アルコールも肝臓で分解されるため、負担が大きくなってしまうと肝機能障害のリスクが高まる可能性があり注意が必要です。
フィナステリドの服用期間
服用を開始してから、早くて3ヶ月ほどで効果を実感できる場合があります。
効果が現れる早さには個人差があるため、通常は6ヶ月以上の継続服用が望ましいです。
フィナステリドはヘアサイクルを正常にすることで、抜け毛や薄毛を改善しますが、ヘアサイクルが正常に戻るまでに長い時間を要します。
すぐに効果を感じることができず服用をやめる方がいますが、服用を中止すると薄毛が進行してしまうため継続して服用するようにしましょう。
医薬品の中には長期服用が望ましくないものもありますが、フィナステリドは長期服用しても問題がない医薬品です。
フィナステリドの服用方法のよくある間違い
服用方法のよくある間違いは、以下の3つが挙げられます。
現在、フィナステリドを服用している方も一度は間違えたことがあるのではないでしょうか。
これから服用を始める方は、服用前に確認しておきましょう。
フィナステリド1mgを割って服用
医薬品の中には、錠剤を分割したり粉砕したりして服用できるものがありますが、フィナステリドの場合は分割や粉砕はせずに服用しましょう。
1mgの錠剤を分割することで、価格を抑えることができると考える方がいると思います。
しかし、有効成分のフィナステリドは皮膚から吸収されることもあり、錠剤はコーティングによって経皮吸収を防止しています。
錠剤を分割・粉砕することは、成分を経皮吸収する可能性があるため避けましょう。
とくに、女性がフィナステリドに触れてしまうと健康を害する可能性があるため注意が必要です。
フィナステリドを1日に2錠飲んでしまった
間違えて1日に2錠服用した場合は問題ありませんが、服用上限は1mgとなっており毎日上限を超えて服用することはおすすめできません。
より効果を得たいからと故意に服用することは、健康を害する可能性があるため避けましょう。
フィナステリドの効果は24時間持続するため、1日に2錠服用しても追加の効果を得ることはできません。
また、1日の上限を超えることで副作用が強く出てしまう可能性もあるため危険です。
必ず用法・用量を守り服用しましょう。
フィナステリドを飲み忘れてしまった
飲み忘れてしまった場合、治療が失敗したのではないかと心配になるかと思いますが、
1,2日忘れたからといってすぐに効果がなくなるというわけではありません。
薄毛の進行に大きな影響はないため、気づいたときに服用をスタートしましょう。
しかし、一度忘れてしまうと何度も飲み忘れが起きる可能性があるため、服用タイミングを習慣化して飲み忘れを防ぐようにすることが大切です。
飲み忘れがあった場合、2錠まとめて服用することは健康を害する可能性があるためしないでください。
そもそもフィナステリドとは?
有効成分フィナステリドは、抜け毛・薄毛を改善する効果をもつ薄毛治療薬です。
フィナステリドは、抜け毛や薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの発生を抑える効果があります。
ジヒドロテストステロンの発生を抑えることで、ヘアサイクルが正常になり健康な髪の毛の成長が促進されます。
太くて強い髪の毛が生えてくるため、抜け毛が抑えられて薄毛の改善が可能です。
フィナステリドの効果を実感するまでには、3~6ヶ月ほどかかる場合があるため、6ヶ月以上の服用がおすすめです。
フィナステリドの服用方法に関するQ&A
フィナステリドと他の育毛剤は併用できるのか、フィナステリドをやめたらなど服用するにあたって気になることがあると思います。
本記事ではフィナステリドの服用方法について、よくある質問をまとめてみました。
これから服用を始める方、服用方法で気になる点がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
フィナステリドの服用は朝と夜どっちがいいですか?
フィナステリドは朝と夜どちらで服用しても問題がないため、自分に合ったタイミングで服用しましょう。
夜に飲む方が効果的であると記載している記事がいくつかありますが、臨床試験や添付文書において夜が効果的と記載しているものはありません。
毎日決まったタイミングで服用する必要があるため、朝食後や夕食後など飲み忘れを防ぐことができるように習慣化することがおすすめです。
フィナステリドは食事と食後で服用法は違いますか?
フィナステリドは食事の影響を受けないため、食前・食後どちらで服用しても効果が変わることはありません。
そのため、好きなタイミングで服用することが可能ですが、最大限の効果を発揮するためにも毎日決まった時間に服用することを心がけましょう。
フィナステリドをやめるとどうなりますか?
フィナステリドの服用をやめると、薄毛が進行するため注意が必要です。
薄毛治療をおこなうことで、ヘアサイクルが正常化して新しい髪の毛が成長し薄毛が改善されますが、完全に治ったということではありません。
薄毛は完治することがなく、フィナステリドの効果で薄毛の進行を遅らせている状態です。
そのため、服用を中止するとゆっくりと着実に薄毛が進行するため、薄毛を改善したい方は継続服用が必要です。
他の育毛剤などを併用できますか?
フィナステリドはミノキシジルなどの育毛剤と併用することが可能です。
フィナステリドの効果は、乱れたヘアサイクルを正常に戻すことで健康的な髪の毛が生えるようにサポートをして抜け毛や薄毛を改善します。
ミノキシジルは毛母細胞を刺激して発毛を促進するため、フィナステリドと併用することでより薄毛を改善することができます。
商品名 | フィナステリド+ミノキシジル |
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成分 | フィナステリド/1mg ミノキシジル/5mg・10mg |
セット内容 | フィナステリド100錠 ミノキシジル100錠 |
メーカー | Asle pharmacenticals |
価格 | 1mg/5mg 6,750円~ |
1mg/10mg 7,500円~ |
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