ストレス性の抜け毛はAGAが原因ではない!原因や対策について

ストレス性の抜け毛はAGAが原因ではない!原因や対策について AGA(男性型脱毛症)

抜け毛が増えたと感じている方、もしかしたらAGAではなくストレス性の抜け毛かもしれません。

薄毛や抜け毛と聞くとAGAをイメージすると思いますが、実は過度なストレスによって抜け毛が増えることもあり注意が必要です。

この記事では、ストレス性の抜け毛について原因や対策をわかりやすく解説していきます。

抜け毛が増えて気になっている方は、ぜひご覧ください。

ストレスがAGAの直接的な原因にはなっていない

ストレス性の抜け毛とAGAの原因は異なっており、ストレスがAGAの直接的な原因ではないと言えます。

ストレスによって起きる抜け毛は、過度なストレスを受けて身体に異常を引き起こすことが原因です。

AGAの原因は様々ありますが、主にDHT(ジヒドロテストステロン)が関係しています。

テストステロンと呼ばれる男性ホルモンと5α-還元酵素が結びついて生成されるホルモンです。

髪の毛を成長させる毛母細胞の働きを抑制して、ヘアサイクルの成長期を短縮するため抜け毛が増加します。

抜け毛があるとAGAかもと思う方が多いですが、AGA以外の脱毛症の可能性もあるため注意しましょう。

ストレス性の抜け毛は円形脱毛症・びまん性脱毛症

ストレス性の抜け毛は円形脱毛症・びまん性脱毛症

ストレス性の抜け毛は、AGAではなく主に円形脱毛症やびまん性脱毛症が考えられます。

円形脱毛症とは、突発的に髪の毛が抜け落ちる脱毛症です。

ストレスや生活習慣、遺伝などが原因と考えられていましたが、近年では自己免疫疾患により毛包を攻撃することが報告されています。

自己免疫疾患を引き起こす要因のひとつにストレスが挙げられるため注意が必要です。

びまん性脱毛症は女性に多い脱毛症で、主な原因はホルモンのバランスが乱れることです。

また、ヘアカラーやパーマなど髪の毛や頭皮への負荷も原因になります。

ストレスによる抜け毛の症状

以下の症状が見られる場合は、ストレス性の抜け毛の可能性があるため注意しましょう。

  • 毛根が黒っぽい
  • 毛髪にハリや弾力がない
  • 毛髪が柔らかく細い
  • 膨らみのない毛根が増える

毛髪がしっかりと成長する前に抜けるため、細くて柔らかい毛髪や膨らみのない毛根が増えるのが特徴です。

抜け毛が増えたと感じる方は、毛根・毛髪の状態を確認しましょう。

AGAか気になる方はセルフチェック

ストレス以外にAGAが関係していないか気になる方は、現在の髪の毛の状態や抜け毛の量、遺伝など様々な点を確認しましょう。

1分でAGAのリスク度合いを確認できますので、ぜひセルフチェックを試してみてください。

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ストレスによる抜け毛の原因

ストレスによって引き起こされる抜け毛の原因は、主に以下の2つです。

過度なストレスを受けることによって、ホルモンバランスや自律神経の乱れが起きるため抜け毛が増加します。

また、AGAの可能性についてもわかりやすく解説します。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れ

慢性的なストレスは自律神経の乱れを引き起こす場合があります。

自律神経が乱れると、交感神経の働きが優位となる状態が多くなり血管を収縮して頭皮の血流を悪くします

血行不良は頭皮に栄養や酸素が行き渡らなくなるため、毛髪の成長に必要な毛母細胞の働きを促進できません。

また、自律神経の乱れは睡眠不足につながり、成長ホルモンを低下させて毛髪の成長を止めます。

血行不良や成長ホルモンの低下によって、ヘアサイクルが乱れて髪の毛が太く濃く成長する前に抜け落ちやすくなるのです。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れは、男女ともに抜け毛につながります。

男性の場合は、ストレスによってテストステロンが過剰に分泌されます。

薄毛を進行するホルモンではありませんが、AGAを引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)の元となるため注意が必要です。

DHT(ジヒドロテストステロン)が増えると、毛髪の成長・発毛に必要な毛母細胞の働きを抑制するため、薄毛や抜け毛が進行します。

女性の場合は、健康的な髪の毛を成長・維持するのに必要なエストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少します。

エストロゲンには男性ホルモンを抑える効果があるため、分泌が低下すると男性ホルモンが増えて、皮脂の増加や毛穴トラブルなど頭皮環境を悪化させる可能性が高いです。

ホルモンバランスの乱れは、髪の毛に関わりのあるホルモンを増減させて頭皮環境に悪影響を及ぼし、抜け毛が増えるため注意しましょう。

生活習慣や睡眠の質の乱れ

生活習慣や睡眠の質の乱れ

過度なストレスは暴飲暴食や睡眠不足を引き起こして、生活習慣や睡眠の質の乱れにつながり、抜け毛や薄毛の原因になる場合があります

特に、脂質の摂りすぎは皮脂の分泌を増やして頭皮環境を悪化させるため注意しましょう。

健康的な髪の毛を成長・維持するには、栄養バランスに優れた食事を摂る必要があります。

また、慢性的に睡眠が不足している場合、成長ホルモンが十分に分泌されないため、太くて濃い髪の毛が成長しません。

生活習慣や睡眠の質の乱れは毛髪の成長を妨げて、十分に成長する前に抜け落ちる可能性が高くなります。

AGAの可能性

AGAの可能性

ストレスを受けたことでAGAを発症することはありませんが、過度なストレスは精神や身体に影響して、AGAの進行を促す場合があります。

特に、ストレスによってホルモンのバランスが乱れると、テストステロンの分泌が増加します。

テストステロンが増えると、AGAを引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)も増える可能性があり注意が必要です。

抜け毛の原因がストレスなのか、AGAなのか判断がつきにくい場合は、AGAセルフチェックを試しましょう

ただし、セルフチェックでも判断できない場合は、早めに専門医に相談してください。

ストレスをなくしてAGAを予防

ストレスをなくしてAGAを予防

AGAとストレスには直接的な関係はありませんが、長期的にストレスを受けるとAGAにつながる場合があります。

ストレスを軽減することはAGAの予防にもつながります。

また、ストレスは髪の毛だけでなく、私たちの身体に様々な悪影響を与えるため、こまめに発散して溜め込まないようにしてください。

自分にあったストレス発散方法を見つける

人間関係の悩みや仕事など日常的に様々なストレスを受けています。

ストレスを軽減するには、自分に適した発散方法を見つけることが大切です。

ストレスを発散することで、精神的・身体的にも健康的な日常を送れます。

手軽に取り入れられる発散方法を2つご紹介しますので、ぜひご覧ください。

  • 趣味に打ち込む
  • 軽い運動やスポーツを楽しむ

趣味に打ち込む

自分の好きなこと、趣味に打ち込むことで溜まったストレスを発散できます。

例えば、ドライブや旅行、映画鑑賞、食べ歩きなど休日や仕事終わりにできる趣味があると、リフレッシュができてストレスを溜めにくいです。

軽い運動やスポーツを楽しむ

軽い運動やスポーツを取り入れることもストレスの発散につながります。

また、日常的に体を動かすことは血行を良くしたり、生活習慣病を予防したりストレス発散だけでなく様々なメリットがあり、おすすめです。

バランスのいい食事を摂る

バランスの良い食事を摂ることで健康的な毛髪を維持するために必要な栄養素を摂取することができます。

特に、ミネラルやタンパク質、ビタミン、亜鉛は髪の毛の成長を促す栄養素のため、これらが多く含まれた食事を意識して摂るようにしましょう。

質の高い睡眠環境を整える

髪の毛の成長には、夜間に分泌される成長ホルモンが必要です。

慢性的な睡眠不足は成長ホルモンの低下を招くため、毛髪を成長させるために必要なタンパク質を作ることができません。

そのため、睡眠の質を高めて成長ホルモンを増やすことが必要です。

自分に合った寝具を使う、就寝前のPCやスマホ、カフェインの摂取を控えるなど、睡眠環境を整えるようにしましょう

ストレスとAGAや抜け毛に関するよくある質問

ストレスとAGA、抜け毛に関してよくある質問をまとめました。

興味のある方はぜひご覧ください。

ストレスをなくせば、AGAは治りますか?

ストレス性の抜け毛とAGAの原因は異なっているため、ストレスを軽減してもAGAが治ることはありません。

ストレス性の場合は原因を取り除くことで回復しますが、AGAは男性ホルモンによる進行性の脱毛症であり、治療しない限り改善することはないため注意しましょう。

AGAを改善したい場合は、進行抑制や発毛促進のAGA治療薬を使用して治すことができます。

ストレス性の抜け毛はどれくらいで回復しますか?

ストレス性の抜け毛は、原因を改善して約6ヶ月~1年で回復する可能性が高いです。

頭皮環境や乱れたヘアサイクルを整える必要があり、回復には長い時間を要します。

運動や趣味などを利用して原因になるストレスを発散しましょう。

ヘアケアでストレス性の抜け毛は改善できますか?

ストレスは血行不良や過剰な皮脂分泌を引き起こして頭皮環境を悪化させます。

正しいヘアケアを行うことで、血行を促進したり毛穴の詰まりを取ったりするため、髪の毛が成長しやすい頭皮環境を作ることが可能です。

ヘアケアはストレスを解消しませんが、健康的な髪の毛が成長するために必要な土台を整える効果があります。

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