レーザー治療でシミが悪化?その原因とは

皮膚にシミがあるだけで一気に老けて見えてしまうため、アンチエイジングの代表的なものとしてシミ改善があります。
シミは早い人は20代から、平均的には30代に突入して生じる方が多く、特に女性は化粧でカバーするのが大変なため悩んでいる方が多いです。
シミ改善の方法と言うと、クリニックなどのレーザー治療が有名で、手っ取り早くシミを無くすためにこういった方法で治療をする人が多いですが、実はそのレーザー治療を行ってからシミが悪化してしまったという人もいるのです。
レーザー治療でシミを改善するはずが、なぜ悪化してしまうのでしょうか?
その原因や改善方法、シミの種類などを紹介していきます。
シミの種類
シミに種類があるということ自体知らない人もいるかもしれません。
実は、シミには数種類あり、その種類によって対処法が違うのです。
【シミの種類】
・日光黒子
黒っぽく、平らで境界線がはっきりしている
・そばかす
雀卵斑とも呼ばれ、数ミリ以下で丸くて小さい
・肝斑
目の周り以外で左右対称に生じる
・炎症後色素沈着
褐色で、肌の炎症が治まった後にできる
・ADM
左右対称でほほのあたりにあり、肝斑と間違われやすく、季節で色の濃さが変わる
このようにシミといっても全て同じなわけではないのです。
自分がどのタイプのシミなのかご存知でしょうか?自分のシミの種類を知らないと、レーザー治療で悪化する可能性もあるためしっかり知っておく必要があります。
レーザー治療で悪化する理由

では、実際になぜレーザー治療をしたのに悪化してしまうのでしょうか?
その原因には、レーザーの出力の強さや、シミの種類によってはレーザーが悪化してしまう場合、そしてレーザー治療後に行う行動によってよりシミが濃くなってしまうという理由がありました。
悪化してしまったという方は下記の説明を読んで、自分自身のシミの種類や治療後の行動を確認してみてください。
肝斑
シミならどんなものでもレーザーで治せるという訳ではなく、実は肝斑などは逆にレーザーによってシミが悪化してしまいます。
肝斑の特徴は、左右対称で同じような形のシミができる点です。
肝斑が出来る理由は様々で、女性ホルモンが関係しているため妊娠や避妊薬の服用がきっかけであることや、強いストレスで生じると考えられています。
ではそんな肝斑がなぜレーザーだと悪化してしまうのでしょうか?
実はレーザーでも肝斑に効果的な種類の機械で行えば治療することは可能ですが、医師の誤った診断で肝斑であることが分からず通常のシミ用のレーザーを用いてしまう事や、施術ごとに違う人が担当するため統一した治療が出来ないことにより悪化すると考えられています。
そういった診断、見極めは経験豊富で信頼できる医師に任せなくてはいけません。
実際に、日光黒子のような通常のシミの中に隠れて肝斑がある場合もあります。
レーザーを当ててみたらそれが浮き出てきて気づくという場合も多く、本当はレーザーを当てる前に気付くべきなのですが、経験が浅い人だと気付けないことが多いのです。
レーザー治療後のケア
レーザーは当てればいいという訳でなく、当てた後もしっかりとルールを守らなければ悪化してしまう事があります。
例えば、レーザーを当ててすぐに強い日差しを浴びるなどすると、シミが悪化してしまいます。
レーザー後の肌はやけどのような状態になっているため、とても繊細になっています。
【NG】
・皮膚をこする
・強い日差しを浴びる
・保湿しない
この3点は、1ヵ月以内は絶対にやらないようにしてください。
こういったことを丁寧に説明してくれるクリニックもありますが、あまり詳しく説明してくれない場所もあるそうです。
かなり重要なことですので、自分がNG行動をしていないか見直してみてください。
事前知識をしっかり持って改善しよう
シミはできてしまうと自然に解消するのはなかなか難しいため、すぐにでも改善していくレーザー治療を行う方が多いです。
もちろんレーザー治療も効果的で良いものですが、何も知らぬままクリニックに全面的に任せてしまうと、このように失敗してしまう可能性があるのです。
自分がどのタイプのシミなのかを知り、治療後のケアを怠らないように十分注意することが必要です。
シミは一度悪化してしまうと治りづらいのが難点です。
そうなる前に正しい治療方法、ケア方法を行って確実に治していけるようにしましょう。
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