子供が水疱瘡に!?まさかの帯状疱疹からの感染について

水疱瘡と聞くと、子供の感染病のイメージがありますよね?
もちろんそのイメージ通りで厚生労働省によると、水疱瘡は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めているそうです。
感染力がとても強く、空気感染し、すれ違っただけでも10分の1の確率で感染します。小学校や幼稚園、保育園などの集団生活の場で感染しやすくなるのも納得ですよね。
実は筆者の娘も1歳の時に水疱瘡に感染したことがあるのですが、どこから感染したかわからず、通っている保育園でも感染者が誰もいなかったのです。
しかし、たった一人だけ心当たりが…
それは何と股間に帯状疱疹を発症していた父親だったのです…
帯状疱疹と水疱瘡ってどう違うの?
最初、父親の股間…にできた帯状疱疹から感染したと聞き、帯状疱疹から水疱瘡って感染するの?と思いましたが、なんと!!感染するそうです。
まず、水疱瘡と帯状疱疹について。
水痘帯状疱疹ウィルスの感染によって発症します。9歳以下が90%を占めている
水疱瘡に感染した後、体内に潜伏していた水痘帯状疱疹ウィルスが、ストレスや疲れが原因で免疫力が低下したときに再び活性化し、発症します。加齢が原因もあり、50歳代以上で多くみられます。
水疱瘡は感染すると水疱瘡が発症しますが、帯状疱疹から感染した場合、帯状疱疹ではなく水疱瘡となります。
少しややこしいですね…
しかし、大人の帯状疱疹から水疱瘡の免疫がない子供に感染するということは覚えておきましょう。
水疱瘡の予防接種について
2019年現在、日本では水疱瘡の定期接種が2回あります。
・1回目は生後12ヶ月~生後15ヶ月の間
・2回目は1回目の接種から、3ヶ月以上経過で、一般的には接種後6ヶ月~12ヶ月の間
実は私の娘は水疱瘡の予防接種を1回目は受けていたのですが、2回目受ける前に感染してしまいました。
水疱瘡の予防接種は1回目で重症の水疱瘡をほぼ100%の確率で予防します。2回受けると、水疱瘡の発症そのものを予防できると考えられているそうです。
大人の水疱瘡のほうが重症になりやすい
成人が水疱瘡に感染した場合、肺炎、肝炎などの合併症を引き起こす可能性が高くなります。
そして水疱瘡そのものが重症化しやすいと言われています。タバコを吸う人は肺炎になる確率が15倍以上にも上がるため、大人の水疱瘡は子供の時以上に気を使わなければいけません。
筆者自身は、実は水疱瘡に感染したことがなく、予防接種の記憶も曖昧でした。
娘が感染した時、かかりつけの小児科医に「予防接種していなくて、水疱瘡になったことない家族はいる?」と聞かれました。
すかさず私が手を上げると、今すぐ予防接種打った方がイイと言われ打つことに…
保険がきかないので、中々なお値段で少し悩みましたが「大人がなった方が大変よ!」と言われたのでそれは怖いと…
予防接種のおかげか、家族に感染することはありませんでした。(※感染源は父親の股間だが)
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
まさか、父親の帯状疱疹から感染し、娘が水疱瘡になるなんて夢にも思っていませんでした。水疱瘡は予防接種で軽傷で済むことや、感染自体を予防することができます。
実際、娘は1回しか予防接種はしていませんでしたが、軽症で済んでいます。
自分の子供が感染しないためにはもちろんですが、周りにも感染を広げないために予防接種は欠かせないと思います。
関連ページ
参考サイト
・水痘 |厚生労働省
・帯状疱疹 - Wikipedia
合わせて読みたいお薦め記事