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更新日時:2019年6月21日

シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプー

現在ドラッグストアーなどで売られている「ノンシリコンシャンプー」ををご存じですか?
そもそもシャンプーに「シリコン」が入っていたことも分からなかった方もいるかも知れません。
何を隠そう私もその一人です。
スカルプやヘアケアという考え方が広まり、AGA(男性型脱毛症)も少しづつ世の中に知れ渡るようになったのは薄々気が付いてはいましたが、シャンプーにまで薄毛の責任が及ぶとは考えもしませんでした。
シャンプーには様々な成分が配合されていますが、その中で注目されたのがこのシリコンで、そもそも必要ないのでは?と言われ始めました。
そしてシリコンが含まれていないシャンプーの方が、髪や頭皮にとって良いと言われるようになりました。

シリコンとは何か?

シリコンとはケイ素という鉱物の構成要素を酸化させた合成化合物の一種です。
シリコンには摩擦を少なくし、熱や油、酸化にも強い特徴があり、結合力の高さからオイル、ゴム、樹脂など様々に形を変え用いられています。
人体に使うものとして、化粧品や歯磨き粉など様々ありますが、その一つにシャンプーがあります。

シリコンシャンプーの特徴

シャンプーに配合されたシリコンの働きとして、髪の毛をコーティングしキューティクルを整えて、髪の絡まりを抑えるものがあります。
髪の毛同士の摩擦抵抗を抑え指ざわりがさらっとし、艶のあるきれいな髪にするため、髪が太く毛量が多かった日本人の髪質には合っているシャンプーだと言われています。
髪の毛が広がって収まりが悪い方は、シリコンシャンプーが適しています。
特にダメージのある髪の毛をケアするものとしても悪いものではありません。
シリコンにコーティングされた髪の毛は外部からの刺激にも強くなり、キューティクルが剥がれたりするのを防いでくれます。
カラーや強いパーマをしている方の髪など、ダメージからのバリアや補修に関してはシリコンシャンプーの方が向いていると言えます。

シリコンシャンプーのデメリット

このようにシリコンにはメリットがあるため、これまで使用されてきたのがわかります。
しかしデメリットも指摘されています。
それはシリコンのコーティングする能力にあります。
デメリットの意見として、髪の毛がシリコンによりコーティングされて保護されるということは、成分が付着すると洗い流してもコーティングが保たれることになります。
つまり髪の毛以外の頭皮や皮膚に付いたシリコンは、洗い流されにくいものになり毛穴を塞いでしまうのではという不安要素になります。
そのため、シャンプー後でもシリコン成分が毛穴につまり、頭皮環境や皮膚にダメージが出るという考えです。
さらにシリコン成分が髪の毛に浸透するとカラーリングやパーマの溶剤が入りにくくなるため、カラーがてパーマが長持ちがしにくいのだそうです。
軽さがあり、ふわっとした質感の流行の髪形を望んでいる人にはデメリットと言えますね。

もう一つデメリットとして考えられるのが、環境への配慮についてです。
家庭排水は下水処理により、油や汚れを微生物が分解し河川へと戻しますが、化学成分であるシリコンは微生物分解ができないためそのまま放流されるのでいかがなものか?というものです。

ノンシリコンシャンプーの特徴

ノンシリコンシャンプーとは文字通り、上記のようなシリコンが含まれていないシャンプーを指します。
特徴はシリコンが入っていないことで、髪の毛をコーティングせず自然でナチュラルな質感が出ます。
肌で言うところの「すっぴん」の状態にすることです。
シリコンシャンプーの使用後にある、ちょっとべたっとした感じにはならず、さらさら・ふんわりとした仕上がりになります。
ノンシリコンの使い始めはパサつきや摩擦抵抗が強くなると思いますが、それは最初のうちだけで、まだ髪の毛に以前のシャンプーの成分や老廃物が残っているためです。
使用し続けることで、老廃物は落ちパサつきが収まり、髪のもともと持つ美しさがアップし、いい感じの「すっぴん」状態になります。
当然すっぴん状態なので、お化粧であるカラーやパーマがしっかりとかかります。
カラーの浸透を防ぐコーティングも無く、べたつきが無くなり重さでパーマが取れにくくなることもありません。
シリコンシャンプーに配合された成分は刺激が強いものも多いため、痒みや湿疹などのアレルギーが出たり、アトピー体質の方は刺激の少ないノンシリコンの方が適しています。

ノンシリコンシャンプーのデメリット

ノンシリコンシャンプーでは、シリコンというコーティングが無くなるためバリア機能が低下します。
そのためドライヤーやヘアアイロンなどの熱からのダメージを受けやすくなります。
その状態でカラーやパーマを頻繁にしてしまうと、髪が弱くなって切れ毛などの原因となります。
ダメージのある髪の毛をシリコン以外のもので補修する場合、オイルやクリームが使われますが、あまり持続性がなく酸化しやすくなります。
オイルやクリームは酸化すると匂いが強くなったり、べたつきが出てくるようになり、逆に髪の毛に負担をかけてしまい切れ毛や枝毛の原因となることもあります。
すっぴんだった肌に再び厚化粧をして、本来の良さが消えてしまうようなものです。
髪の毛がいろいろ吸収しやすい状態のため、整髪料が落ちにくいのもデメリットです。

デメリットの解消

どちらのシャンプーもデメリットはありますが、それぞれ解消法もあるものです。
シリコンシャンプーの場合、シリコンが毛穴につまり薄毛につながると考えられ ていますが、実際にはそんなことはなく単純に、洗い残しのシャンプーが頭皮にダメージを与えるもののようです。
しっかりとすすぎが出来れば問題はないそうです。

ノンシリコンシャンプーの場合は、余程のダメージヘアではない限り髪の毛の自然回復を促すため余計なオイルやクリーム、整髪料を使わないのが良いとされます。
髪のまとまりがないと思う場合は、丁寧なブラッシングすることで解消できます。

適したシャンプーの選択

シリコンシャンプーでもノンシリコンシャンプーでもどちらもそれぞれメリットやデメリットがあることがわかります。。
とはいえ現在の流行としてカラーを入れたり、毛量を少なくしふわっと軽い髪型にする人が増えたため、ノンシリコンシャンプーが良いとされる一因ではないかと思います。
自分に合ったシャンプーを探すのは難しいですが、自分のもともとの髪質や理想とする髪質を把握することが大事だと思います。
そして合わないシャンプーは無理して使わないことです。
分からなければプロである美容師や、ヘアケアサロンなどで診断してもらうことをお勧めします。
しかし美容室やヘアケアサロンで勧められるシャンプーなどは、効果は非常に高いですが価格もそれなりに高いので、同じ効果があり価格が抑えられた海外製のシャンプーを通販で購入してみてはいかがでしょうか。

関連ページ

参考サイト
「ノンシリコンシャンプー」の良い点・悪い点