多汗症とタバコの関係

多汗症とタバコの関係 多汗症・ワキガ

多汗症と言う病気は遺伝による発症が多いため、物心ついたころには人より汗をかきやすい体質だと気付く人が多いです。

しかし、場合によっては今まで普通だったのに急に多汗症になってしまう場合もあります。

その原因の一つがタバコなのです。

タバコを吸い続けていると多汗症になる可能性が高く、実際にその多汗症によりストレスを抱えている人も多く存在します。

では、なぜタバコが多汗症の原因になってしまうのか?予防や改善の余地はあるのかを説明していきます。

なぜタバコで多汗症になるのか

「タバコには害がある」という事はタバコを吸っている人でも知っていますが、細かくどのような害があるかは詳しく知らない人も多いです。

そして、その害のうちの一つが多汗症です。

なぜタバコを吸うことで多汗症になってしまうのか、またどうすれば予防・改善できるのでしょうか?

原因1:ニコチン

まず、なぜ人間の体が汗をかくのかと言うと、汗をかくことにより体の体温調節をしてくれる役割を持つからです。

体が暑くなった時は汗をかき、その汗が蒸発することにより体を冷やしてくれます。

しかしニコチンには汗をかく汗腺を刺激し、活発にしてしまう働きがあります。

そのため、体が暑くないにもかかわらず汗が大量に出てしまうのです。

また、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という二種類の汗腺が存在します。

エクリン腺からはさらっとしていて無臭であり、アポクリン腺は黄色くベタついて臭いもついている汗が発汗されます。

ニコチンはどちらの汗腺も活発にしてしまうため、アポクリン腺から出る汗から臭いを放ってしまいます。

ワキガの原因にもなるうえに、もともとタバコ臭がするのに加え汗の臭いが混ざってしまうとかなりきつい体臭になってしまうのです。

体臭は自分でも気付きづらいですし、人にもなかなか指摘してもらえないものです。

タバコを吸って多汗症になってしまった方は、臭いにも気を付けてください。

原因2:習慣的な喫煙

喫煙から多汗症になってしまう原因はニコチンに加え、習慣的な喫煙も関係しています。

タバコを吸う人のほとんどが毎日習慣として吸っていると思いますが、それにより気付かないうちに身体の体温調節機能が麻痺してしまい、多汗症になってしまうのです。

この習慣化を無くすだけでも多汗症が改善される場合もあるため、いきなり禁煙するのではなく、徐々に減らしていくという方法でも効果は期待できます。

タバコによる多汗症の予防・改善

ニコチンや習慣的な喫煙により多汗症が発症してしまうことは分かりましたが、では予防や改善はどのように行っていけばいいのでしょうか。

禁煙すれば万事解決と言えばその通りなのですが、そう簡単にいかないのが現状です。

下記ではうまく多汗症を予防・改善していく方法を紹介していきます。

多汗症を予防する方法

タバコを吸いつつ多汗症を予防するには制汗剤や石鹸などの製品を利用していくのが一番ですが、原因のニコチンなどが解決するわけではないので、確実に予防できるという訳ではありません。

しかし何もしないまま気づいたら多汗症になっていた、というよりはこういった商品を用いて予防しておいた方が良いでしょう。

多汗症を改善する方法

多汗症を改善するにはもちろん禁煙することが一番です。

今更禁煙してもと思う方もいるかもしれませんが、どれだけ喫煙率が長くても少しずつ禁煙していくだけで体の調子はいい方向へ傾いていくのです。

しかしそうはいっても禁煙は簡単にできるものではありません。

もし本気で禁煙したいという人であれば、禁煙補助グッズなどを利用するのをお薦めします。

なにもないままただ本数を減らしていくより確実に成功率が上がります。

また、禁煙はしたくないけど多汗症は改善したいという人もいるでしょう。

そういう人は、制汗剤や石鹸でカバーしてください。

制汗剤にも緊張などで汗が出てしまうのを抑える用なのか、多汗症の症状用なのかなど目的によって種類が多数存在しているので、多汗症用のものを利用してください。

またそれだけでは臭いや汗が抑えきれないと思ったときは、普段のボディーソープを多汗症改善用の石鹸に変えるだけでも変化を感じられます。

タバコと多汗症は深く繋がりがある

タバコを吸うことで多汗症になる可能性があることを知らなかった人もいると思います。汗をかくことは自体は体に悪いわけではなく、汗が多く出過ぎてしまうことで悩んでいるのであれば、改善策をとりましょう。

一日何本も吸っていたところをいきなり明日から一本も吸わない、というような禁煙方法は長続きしません。

・禁煙グッズを用いて徐々に本数を減らしていく

・制汗剤や石鹸などでカバーしていく

喫煙者の多汗症予防、改善をする場合はこの2点の方法で行ってみてください。

多汗症の症状は、周りと比べて自分だけ汗が滴っているなどで他人からの視線を感じ精神的ストレスを感じやすいのが特徴です。

また他にもグレーなどのシャツが着れない、Tシャツを何度も着替えることになるため洗濯ものが増えるなど、一見小さなことでも積み重なると大きな負担になるような悩みも増えます。

このようなことになる前に改善策をとることが重要なのです。

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参考サイト

喫煙者は多汗症になりやすい?タバコを吸うと汗臭くなる理由
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