ゼニカルの副作用は多い?副作用の頻度と対処法について解説!

ゼニカルの副作用は多い?油漏れやビタミン不足の対策も紹介! ダイエット

飲むだけで脂肪の吸収を抑える、医薬品のゼニカル

そんな魔法のようなゼニカルですが、副作用もあることをご存じですか?

副作用を知らずに使って、気付いたらお尻が汚れてしまっていた、
という油漏れなどが起こったら大変です。

今回は、ゼニカルを服用する前に一度読んでいただきたい
ゼニカルの副作用とその対策方法について紹介していきます!

ゼニカルの副作用

副作用 発現率(1年目) 発現率(2年目)
オイリースポッティング 26.6% 4.4%
排出を伴う鼓腸 23.9% 2.1%
便意 22.1% 2.8%
脂肪便・脂便 20.0% 5.5%
オイリー・エバキュエーション 11.9% 2.3%
排便量の増加 10.8% 2.6%
便失禁 7.7% 1.8%

ゼニカルの副作用として最も多いのが、体内へ吸収しない脂肪をそのままお尻から排出する「オイリースポッティング」です。

他にも以下のような消化器系の副作用があります。

  • 分泌物を伴う放屁
  • 便意圧迫感
  • 脂肪/油っぽい便
  • 排便量の増加
  • 便失禁

ゼニカルの副作用についての口コミ

実際に、ゼニカルを使って副作用が起こった人の口コミを調べてみました。

以下、いくつか紹介します。

意に反してオナラが出てしまうので、個人宅以外でする時は音に気を使った方がよいです。
また、便はもちろんオナラのたびに黒いアブラが出るので、おトイレの掃除は確かに大変。
毎回ブラシでゴシゴシ。

引用:Roche / ゼニカル xenicalの口コミ(by aruigusさん 購入品)|美容・化粧品情報はアットコスメ

いきなりトイレに行きたくなり仕事や外出中にトイレに行けず困った事あります(笑)
おならをすると油がおならと一緒に出て爆発します(笑)かなり焦りますねー

引用:Roche / ゼニカル xenicalの口コミ(by **シナモンロール♪**さん 購入品)|美容・化粧品情報はアットコスメ

便やおならの際に気をつけなければいけない副作用が多いようです。

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ゼニカルの気をつけたい副作用

ゼニカルの気をつけたい副作用

ゼニカルには気をつけたい副作用がいくつかあります。

以下、その詳しい内容と対策を説明します。

油漏れ

服用者の20%が体感したという、代表的な副作用が油漏れ(オイリースポッティング)です。

ふとした時や、おならをした時などにお尻から油が漏れ出すという症状です。

特に、ゼニカルの服用を開始した2週間の内に起こりやすい、服用初期の関門とも言える副作用です。

参考:DailyMed – XENICAL- orlistat capsule

油漏れの対策法

油漏れ自体は止めることができません。

油漏れは「脂肪を体内に吸収することなく排出する」ゼニカルの効能がはっきりと出ているということでもあります。

ただ、漏れ出してしまうことが分かれば、薬の服用のタイミングを調整する、大人用のパンツや女性用のナプキンで受け止めるといった対策ができます。

事前の対策によりパンツやズボンを汚さず、恥ずかしい思いをすることなくダイエットが継続できます。

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ビタミン不足

ビタミン不足

ゼニカルを服用すると、脂溶性ビタミンが不足してしまうことがあります。

脂溶性ビタミンとは、水に溶けにくく油(脂)に溶けやすいビタミンのことで、ビタミンA、D、E、Kが代表的

ゼニカルは油分・脂肪分を体から排出するので、それらのビタミンも体内に取り込みにくくなります。

ビタミンが不足すると、肌が乾燥してガサガサになる、頭痛、めまいなどが起こる可能性があります。

不足するビタミンについてまとめてみました。

  • ビタミンA:2.2%
  • ビタミンD:12.0%
  • ビタミンE:5.8%
  • ベータカロチン:6.1%
  • ※不足していたビタミンの数値

参考:DailyMed – XENICAL- orlistat capsule

ビタミン不足の対策法

ビタミン不足は食事やサプリメントで補う必要があります。

それぞれのビタミンを食事から摂取するのは難しいので、普段の自分の食事傾向と不足しがちなビタミンを照らし合わせて、サプリメントで補うのが効率的です。

ビタミン不足を補う食品

1日で必要なビタミンの摂取量は、男女で異なりますが、以下の通りです。

ビタミン 男性 女性
ビタミンA  900μgRAE  700μgRAE
ビタミンD  8.5μg 8.5μg
ビタミンE 6.0mg 5.5mg
ビタミンK 150μg 150μg

ゼニカルの服用で不足するそれぞれのビタミンが多く含まれている食品は以下となります。

ビタミン 食品 配合量
ビタミンA 豚レバー 100gあたり13000㎍
ビタミンD イワシなどの魚 100gあたり32㎍
ビタミンE アーモンド 100gあたり29mg
ビタミンK 納豆 100gあたり600㎍

他にも各種ビタミンを含む食べ物はありますが、全て食事で賄うのは難しそうです。

ビタミンサプリを服用することで簡単にビタミンを補えます。

腹痛

ゼニカルを服用すると、お腹が緩くなることがあります。

ゼニカルの効能によって体外に排出する油分が便と混じり、便が緩くなることで下痢となりますが、それがひどくなることで腹痛が起こるケースがあります。

腹痛の対策法

ゼニカルを服用するとお腹が緩くなる、痛くなるといった副作用が起こります。

対策としては、医薬品の用量を調整することと、脂質が少ない食事での服用を避けることがあります。

ゼニカルには1錠あたりに含まれる有効成分が60mgと120mgの2種類がありますが、腹痛がきつい人は60mgで様子を見ることをおすすめします。

脂質が少ない食事の際は服用を避け、脂質の多い食事にだけ服用するなどの対策もおすすめです。

ゼニカルの副作用が強すぎる場合は

腹痛、油漏れなど、ゼニカルの副作用が思っていたよりも強いと感じる人は、ゼニカルが体質に合っていない可能性があります。

脂肪の吸収を抑える医薬品は、現状ゼニカル以外のものはありませんが、食欲を抑える、糖の吸収を抑える医薬品などの「痩せる薬」があります。

医薬品の副作用は個人差が大きいものですので、他の医薬品を検討してみるのもいいでしょう。

まとめ

まとめ

すべての医薬品には副作用が存在し、ゼニカルだけに起こるものではありません。

副作用を事前に知っておくことで対策を取れるのはもちろん、ゼニカルのような「油漏れ」といった目に見えやすい副作用への心の準備ができます。

ゼニカルには依存性がないので長い期間服用することができます。

副作用を理解し、ダイエットを継続していきましょう。

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