バイアグラを服用するとはげる?抜け毛を改善する薬を併用がおすすめ

ED治療薬として有名なバイアグラですが、服用するとはげる、抜け毛が増えるという噂があるのをご存じでしょうか。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルが、男性ホルモンを活性化させてしまうのではないかという声もあります。
ここでは、バイアグラと「はげる・抜け毛」の関連性や、副作用として発現する確率、また抜け毛が気になる場合の対処方法についても紹介していきます。
バイアグラを服用するとはげる?
最近「バイアグラを服用すると男性ホルモンが活性化されはげる」と書かれている記事をインターネットで見かけたなど、ED治療薬を使うとはげるという噂により、使用を心配されている方がいます。
ED治療薬はもともと狭心症の治療薬で、血管を拡張させる作用によって勃起を促す効果があるため、男性ホルモンが直接関係しているわけではありません。
ただし、まれな副作用として脱毛症が挙げられていることは確かです。
発現率が0.1%未満と低いですが、もしバイアグラを服用して抜け毛が増えた、はげてきていると感じる場合は、改善のためにAGA治療薬の服用をおすすめします。
バイアグラの主な副作用
頻度 | 副作用 |
1%以上 | 血管拡張(ほてり、潮紅) 頭痛 |
0.1~1%未満 | 胸痛、動悸、頻脈 めまい、傾眠、昏迷 AST増加 悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛 鼻炎 関節痛、筋肉痛 発疹 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害CK増加、疼痛、熱感 |
0.1%未満 | 高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫 異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力 ALT増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少 おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続 呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息 骨痛、背部痛 そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑 ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症 眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明 BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症 |
頻度不明 | 心筋梗塞、低血圧、失神 勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患 鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎 霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴 過敏性反応、感染症 |
バイアグラの服用で抜け毛が気になる場合、AGA治療薬を併用する
バイアグラの服用で抜け毛が気になる場合は、プロペシアなどAGA治療薬を併用するのがおすすめです。
抜け毛をはじめとしたAGAの症状を改善できる医薬品として、有名なものにプロペシアやザガーロがあります。
プロペシア | ザガーロ | |
有効成分 | フィナステリド | デュタステリド |
効果 | 脱毛の進行遅延 | 発毛促進 |
効果部位 | 頭頂部、後頭部 | 前頭部、頭頂部、後頭部 |
AGAの第一選択薬として選ばれることの多いプロペシアですが、発毛に関してはザガーロの方が効果を発揮します。
プロペシアを試してみてあまり効果を感じない場合はザガーロへの切り替えをおすすめします。
併用の注意点はある?
バイアグラとAGA治療薬を併用する場合、バイアグラの有効成分シルデナフィルとプロペシアやザガーロに含まれている有効成分は併用注意薬や併用禁忌に該当しないため、特に注意点はありません。
バイアグラは必要な時だけ服用する医薬品ですが、プロペシアやザガーロは血中濃度を一定にする必要があるため、毎日同じ時間帯に飲むなど、服用タイミングを一定にする必要があります。
ただし、どの医薬品も効果が薄いからといって自分勝手に用法用量を超えた服用をすると副作用が強く出てしまい、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
必ず決められた用量を服用してください。
まとめ
バイアグラを服用してはげるということはほとんどありませんが、抜け毛が気になる場合、AGA治療薬の服用で改善することが可能です。
バイアグラとAGA治療薬の併用は特に問題ないため、気になっていた方はこの機会にどちらも使ってみてはいかがでしょうか。
またED治療薬はバイアグラ以外にもいろいろ種類があるため、他のED治療薬に乗り換えてみるのもおすすめです。