リバースヘアーウォッシングとは?

リバースヘアーウォッシングとは? 美容

常識とは世間一般で共通とされている知識や思慮・分別のことを指し、持っていて当たり前とされるものです。

ちなみに、頭を洗う場合シャンプーをしてからコンディショナーをするのって常識ですよね?

しかしその逆が方法があるのです。

リバースヘアーウォッシングと呼ばれるこの方法は、先にコンディショナーをしてから、シャンプーをするという常識を覆すものです。

髪を太くし、ボリュームがアップするという、リバースヘアーウォッシングとはどんな方法なのか、どんなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。

リバースヘアーウォッシングの効果

以前この方法を実践して話題となった、イギリスのアナ・パースグローブさんは、自身の髪のボリュームがダウンし、耳が髪から出てしまうと悩んでいたそうです。

そこでボリュームが出ると言われる、リバースヘアーウォッシングを1週間試して、髪はどうなるかを実験しました。

髪の毛がボリュームアップ

彼女の普段のシャンプーの方法は、2回シャンプーをして最後にコンディショナーをする、その後ドライヤーで乾かす、いわゆる一般的なシャンプーの方法でした。

リバースヘアーウォッシングの方法は、髪をお湯で予洗いした後に髪全体にコンディショナーを馴染ませ5分間おく、その後コンディショナーを洗い流しシャンプーを2回行い、髪をドライヤーで乾かすというもの。

最初は違和感のある方法だったが、シャンプー後に乾かすと意外にも髪のもつれやきしみはなく、クシが髪を通ったと言います。

普段のように最後にコンディショナーをしていないと、滑らかさがなく髪に塊ができるぐらいもつれるのではと心配していたそうです。

この方法を一週間続けてみたところ、髪が軟らかく太さが現れ、髪の毛にボリュームが出るようになり、耳が髪から出ることは無かったとのこと(写真参照)。

この時に使用していたシャンプーやコンディショナーは、以前から使っている安価なもの(250円程度)だったそうで、この方法の効果を表わしています。

メリット

コンディショナーを先にするメリットは、油分が先に髪に与えられるためにシャンプー時の髪の摩擦が軽減されることです。

もう一つが整髪料や髪の汚れがコンディショナーで落ちやすくなります。

後のシャンプーで浮き上がった汚れや、余分なヌルつきをさっぱりと落とすことができ、洗い上がりが軽くふんわりした状態になります。

最後にコンディショナーをすると、髪に油分の残りがあったり、空気中のチリを吸いやすいため、髪が重さを持ちストンと落ちるのだそうです。

シャンプーの前のコンディショナーで最初汚れを浮かせることで、シャンプーの量が少なくて済むのもメリットと言えます。

デメリット

この方法にはデメリットもあります。

先にコンデショナーをしてしまうと、コーティング機能が失われることが挙げられます。

ほとんどのコンディショナーの使用方法は、シャンプーした後にするものと表示されているものがほとんどです。

ロンドンのアナ・パースグローブさんの場合、ボリュームアップを重視した改善方法としてリバースヘアーウォッシングを試しているので、ダメージヘアや髪の太い方には向かないかも知れません。

ただし、最後にコンディショナーをしない分、コーティングやバリアが無くなることで、髪自体が本来持つ強さが引き出され、たくましい髪質になることもあります。

リバースケアとは?

日本のヘアサロンではボリュームダウンした髪を目立たなくさせる方法として、パーマをかけてボリュームを出す方法があります。

その他リバースヘアーウォッシングと似ていますが、ちょっと違うリバースケアと呼ばれる方法もあります。

カラーやパーマのため髪の毛先にダメージがあり、髪が絡みやすくまとまりにくい方にお薦めの方法です。

リバースケアの方法

リバースケアの方法の特徴は、髪を洗う前にヘアオイルを先に塗ることです。

手順は以下のようになります。

①入浴前に髪をブラッシングし、髪の絡みや頭皮の汚れを浮かせます。

②その後、ヘアオイルを毛先を中心に揉み込むように馴染ませます。浸透するまで10~20分ほど待ちます。

③シャワーで頭を濡らし、コンディショナーを馴染ませ、髪の指通りを良くします。

④時間が無い場合はヘアオイルは使わず、頭を十分に濡らし、毛先を中心にコンディショナーを馴染ませ洗い流します。この時に多少ヌルつきが残るくらいに洗えれば十分です。

⑤シャンプーを泡立った状態で頭に乗せ、頭皮を中心にしっかり洗います。

⑥洗い終わったら、指でマッサージする感覚で頭皮をしっかりすすいでください。

⑦髪の水気を切り、コンディショナーを再度髪に馴染ませ、洗い流してください。

リバースケアの注意点

この方法はシャンプー時の髪同士の摩擦による髪のダメージを軽減することができ、毛先のパサつきや絡まりが取れて、拡がらずしっとりまとまる髪になります。

紫外線を多く浴びた後や、髪が乾燥したら行うようにすればダメージを補修して、きれいな髪に復活できます。

しかし、時間や手間がかかるため毎日やるには難しいので、時間のある週末などにゆっくりやるのがいいと思います。

やり過ぎても、髪がオイルを吸い過ぎて、ベタつきや髪が乾きにくくなります。

さらに髪の健康を考える方は、頭皮への刺激が少なく、オーガニックな栄養成分が豊富なシャンプーやコンディショナー、アウトバスエッセンスを使うことをお勧めします。

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参考サイト

完璧な髪の秘密:シャンプーする前のコンディショナー【英語】

順番を変えるだけ? 気になるリバースケアでさらツヤ髪を目指せ

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