アトピー性皮膚炎と季節の関係性

アトピー性皮膚炎と季節の関係性 アレルギー

アトピーと季節、実は大きく関係していたのは知っていますか?

アレルギー性鼻炎や花粉症といった皮膚疾患ではない、体内に起こるアレルギー疾患であれば、花粉の飛ぶ時期などに症状が酷くなりますが、実は皮膚炎も同じです。

ここではアトピー性皮膚炎を患う患者100人以上のアンケート結果を公開します。

もちろん個人差はあるものの、アトピー性皮膚炎が酷くなる目安として捉えることができますので、是非参考にしてみてください。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は子供から大人まで幅広い年代がなってしまう疾患です。

しかし発症してしまう多くの原因は、子供と大人では異なり、それぞれには別の原因があるとされています。

子供の場合は主に食べ物から発症するケースが多く、卵や大豆、小麦など身近な食べ物からアレルギーを起こしやすいとされています。

特に医療現場では子供がアレルギーを引き起こして血液検査をすると約8割は卵からだとされ、それもほぼ白身から反応しています。

しかし小学校低学年ほどになると花粉やハウスダストなどの生活環境が関わってきます。

これはまだ身体が成長過程にあり、アレルゲンの限界値もまだ定まっていないため食べ物に左右されるとされています。

逆に大人の場合は食べ物ではなく生活環境での発症が多いとされます。

ダニやハウスダストなど身近なものから時期による花粉、ペットなどからが主な発症とされ、できる限り生活する場所などに配慮し清潔に保っていれば酷いケースにはなかなかなりません。

最近では花粉症の原因であるスギやブタクサなどの花粉は花粉症だけではなく湿疹などの原因にもなると言われているため、シーズンによって湿疹の症状が出ている場合は検査することをお薦めします。

その他にもアレルゲンが原因以外では乾燥肌の方、汗をかいたまま清潔な状態にしていない、清潔ではない手で掻いてしまうなどが原因の場合もあります。

花粉飛び交う春は危険

アンケートでは春が1番辛いと答えた割合で全体の9%となりました。

春は天候が晴れることが多く、春一番があるほど風が強い日も多いため花粉が非常に多く舞ってしまいます。

スギやヒノキが花粉では有名で黄砂なども飛び交うため注意が必要です。

また4月には入社や入学など新しい環境になる人が多く精神的に強いストレスを感じがちです。

アトピー性皮膚炎はストレスによる悪化、発症とストレスが大きく関係しているため食生活と睡眠に気を配り対処する必要があり、1年の中でもっともストレスケアを必要とする季節と言えるでしょう。

紫外線に注意!夏

アンケートでは夏が1番辛いと答えた割合で全体の58%と過半数を占めたことに驚きです。

紫外線が強く皮膚にダメージを与える夏は皮膚のケアはもちろん、汗やよごれに注意が必要です。

これらを洗い流さず不衛生な状態が続くと黄色ブドウ球菌が繁殖して既にアトピー性皮膚炎を患っている場合、悪化の原因となります。

また汗を流すためにシャワーを浴びるのは効果的ですがアトピー性皮膚炎の場合、お風呂から上がった後は急速に蒸発拡散してしまうことで15分後には入浴前と同じ状態に戻ってしまいます。

入浴後はできる限り早く、できれば15分以内に保湿剤を塗るなどの配慮が必要です。

快適に過ごせるかも?秋

アンケートでは秋が最も過ごしやすいと言う形で全体の8%に留まりました。

しかし秋には花粉シーズンに突入する時期で主にブタクサやヨモギには注意してください。

また運動会シーズンですので練習などで汗をかいたままにすると悪化してしまいます。

着替えやタオルを持つなど対策する必要があります。

ことわざでもあるように「食欲の秋」「運動の秋」ですが、共にアレルギーを発症する可能性もあることを忘れてはいけません。

それでも1年を通しては1番皮膚炎に支障がない季節なのでしょう。

空気の乾燥に注意、冬

最後の冬ですがアンケートでは夏に次いで25%と比較的多い数字となりました。

私自身も冬が1番辛いのですが、やはり皮膚炎を持っている人にとって1番の天敵はなんといっても乾燥でしょう。

乾燥によってかゆみが強くなってしまいますが、掻けば掻くほどかゆさを増してしまいますよね。

まずは皮膚を乾燥させないことを第一に考えることが対策ですので、加湿器を使ったり、脂質成分を多く含んだ塗り薬を使うのは必須です。

私も使っているのですが、最近ではお風呂上がりの濡れた肌にそのまま使えるミルクタイプのローションもオススメです。

自分はどの季節に1番酷くなるのかを確実に知っておく必要があります。

個人代行輸入ではお客様の手元に商品が届くまで約2週間ほどの期間がかかってしまいます。

これからの季節もまたアレルギーが発症しやすい時期になるため、早めの予約をして自分自身が苦しまないで済むよう対策していきましょう。

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参考サイト

アトピーに嬉しい秋! 四季のアトピー要因 [アトピー性皮膚炎] All About

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