デュタキャップ

口コミ・レビュー(0件)

デュタキャップの特徴

デュタキャップは、AGA(男性型脱毛症)治療薬であるザガーロのジェネリック医薬品で、ザガーロと同様の有効成分・効果を持ちながらも、価格を抑えて購入できるところが特徴です。

有効成分はデュタステリドで、5α₋還元酵素の働きを阻害し抜け毛の原因である男性ホルモン、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える作用があります。

しかし、デュタステリドに即効性は期待できず、治療は6ヶ月以上と長期間の継続が必要とされているのです。

そこで費用面も気になるところですが、デュタキャップは先発薬よりも安くコストパフォーマンスに優れています。

デュタキャップの製薬会社

Naiom Healthcareは、世界75ヶ国以上に拠点を持つグローバルな大手製薬メーカーです。

インドで2014年に設立された比較的新しい製薬会社ですが、高品質でありながら価格を抑えた多数の製品を販売しており、世界中で信頼されています。

当サイトで取り扱っているミノキシジル配合のミノキシノムや、フィナステリド配合のフィンストロームもNaiom Healthcareの製品で、ミノキシノムはデュタキャップとの併用が可能です。

デュタキャップの効果

デュタキャップは先発薬ザガーロと同じく、有効成分としてデュタステリドを配合しています。

デュタステリドの作用は、抜け毛や薄毛の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることです。

DHT(ジヒドロテストステロン)は、男性ホルモンであるテストステロンが5α₋還元酵素と呼ばれる酵素の働きによって変換されることで生成されますが、デュタステリドは5α₋還元酵素に作用し働きを阻害します。

また、同じように5α₋還元酵素に作用するAGA治療薬にプロペシアがありますが、デュタステリドとの大きな違いは作用範囲が異なる点です。

プロペシアが5α₋還元酵素のⅠ型のみに作用するのに対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方に作用するため、作用範囲が広いデュタステリドの方が高い効果を期待できるとされています。

そのため、プロペシアで効果が得られなかった方や、より高い効果を求める方にもデュタキャップはおすすめです。

ミノキシジルとの併用

デュタステリドとミノキシジルは、それぞれ異なるメカニズムで作用するため併用が可能で、一緒に使用することでより高い効果が期待できます。

これは国内のAGA治療クリニックでも選ばれる組み合わせで、セットで処方されることもよくあるのです。

2つを併用することで、抜け毛を抑えることと新しい毛の発毛のダブル効果を得られ、それぞれ単体で使用するよりも効果が高まるとされています。

また、ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類があり、どちらも発毛効果が持ちますが、使用方法や効果の現れ方、副作用の種類などの違いがあります。

使用を継続できるよう、両者を比較して自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

プロペシアとの併用

ザガーロとプロペシアの併用は推奨されていません。

ザガーロはデュタステリドを有効成分としますが、どちらも5α₋還元酵素に作用するため、相乗効果は期待できません。

それどころか、同じ作用の薬を併用することで作用が高まりすぎてしまい、副作用が強くなるというリスクがあります。

そのため、効果を得たいなら併用はせずにどちらか一方を選び継続的に使用することが大切で、ザガーロの後発薬であるデュタキャップにおいても同じです。

デュタステリドのカプセルと錠剤の違い

デュタキャップは、先発薬ザガーロと同様にカプセル形状ですが、同じ有効成分を含むザガーロのジェネリック医薬品の中には、錠剤タイプの製品もあります。

成分が同じであってもカプセルと錠剤では下記の通り、薬の効き方や保存性に違いがあります。

デュタステリドは即効性のある薬ではなく、長期的に服用することで効果を発揮する治療薬です。

そのため、服用直後の効き目はそこまで重要視する要素ではありません。

反対に、長期的に続けられるよう薬が切れるまでの時間をポイントとし安全性を優先します。

先発薬であるザガーロは多くの臨床試験でその効果と安全性が確認されている一方で、錠剤タイプは先発薬と比べるとまだ試験の症例が少ない可能性があります。

そのため、同じカプセルタイプのデュタノムは先発薬であるザガーロにより近い効果と安全性が期待できます。

一方、錠剤はカプセルタイプと比べ飲みやすい、保存しやすいと感じる方も多いです。

それぞれの特徴で自分に継続しやすく自分に合ったものを選びましょう。

デュタキャップのよくある質問

フィナステリドとデュタステリドどちらが効果ありますか？

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも5α₋還元酵素に作用し、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える働きがあり、基本的な作用機序は同じです。
ただし、デュタステリドは5α₋還元酵素の作用範囲がフィナステリドよりも広く、後頭部の薄毛にも効果を発揮するとされています。
そのため、フィナステリドで十分な効果を得られなかった方でもデュタステリドで症状を改善できる可能性があるのです。
しかし、どちらも効果には個人差があり副作用のリスクも異なるため、自分に合った薬を選ぶことが大切です。

デュタキャップが効かない場合どうすればいいですか？

デュタキャップで効果を感じられない場合、まず考えられ原因としては、その薄毛がAGA(男性型脱毛症)ではない可能性です。
デュタキャップはAGAの原因にアプローチすることで薄毛を改善する薬であり、円形脱毛症や脂漏性脱毛症、栄養不足など他の原因による脱毛には効果がありません。
また、服用をはじめたばかりの場合、初期脱毛と呼ばれる一時的な抜け毛の増加が起こることがあり、これを副作用と誤解する方も少なくありません。
多くは服用を継続することで症状が治まりますが、症状が治まらないまたはひどい場合や、6ヶ月以上服用を続けても全く効果が得られない場合、また服用に不安がある時は、服用を中断し医師へ相談することをおすすめします。

女性でも服用できますか？

デュタキャップの主成分であるデュタステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療に使用される薬であり、フィナステリドと同じく女性には服用が認められていません。
特に妊娠中または妊娠している可能性がある女性が服用したり、薬に触れたりすることで男子胎児の発育に影響を与える恐れがあります。
たとえ妊娠していなくても、女性の服用は安全性が確立されていないため、原則として服用すべきではありません。

⇛女性薄毛治療薬を見る

デュタキャップだけでもAGAに効果はありますか？

デュタキャップのおもな効果は、抜け毛を防ぐことでAGAの症状を抑えることですが、わずかに発毛効果も確認されています。
そのため、AGAの初期段階であれば、デュタキャップのみの服用でも効果を期待できます。
しかし、AGAが進行している場合は発毛を促す効果を持つミノキシジルとの併用が効果的でおすすめです。

デュタキャップの服用方法

成分デュタステリドとして、1回0.1～0.5mgを1日1回、水またはぬるま湯で服用します。

1回の最大服用量は0.5㎎までとなっておりますのでこれを超える服用はしないでください。

デュタステリドは食事の影響をほとんど受けないとされているため、服用のタイミングは食前・食後いつでも構いません。

ただし、血中濃度を一定に保ち十分な効果を得るためにも、服用時間を決めて毎日同じ時間に服用することが大切です。

また、即効性は期待できず6ヶ月以上の継続服用が推奨されています。

6ヶ月以上服用しても効果が全く得られない場合は医師へご相談ください。

服用し忘れた場合

飲み忘れた場合は、気づいた時点でできるだけ早めに飲み忘れた1回分を服用してください。

ただし、つぎの服用時間が迫っている場合は忘れた分は服用せずスキップし、つぎの服用から通常通り1回分を服用しましょう。

飲み忘れたからといって1度に2回分をまとめて服用することは副作用のリスクを高めることに繋がりますので避けてください。

またデュタステリドは長期服用により効果を発揮するため、1～2度の飲み忘れであれば効果への影響はそれほど大きくありませんが、頻繁な飲み忘れや服用時間のバラつきは十分な効果を得られなくなる可能性があります。

飲み忘れを防止するためにも服用時間を決めアラームを鳴らすなど服用の習慣をつけることが大切です。

デュタキャップを服用できない方

下記に該当する方はデュタキャップを服用できません。
有効成分デュタステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能に疾患のある方は正常に代謝されず副作用のリスクを高める恐れがあります。

また、女性や小児が服用した場合の臨床試験は実施されておらず、効果や安全性が不明です。

服用はもちろんですが、皮膚から成分を吸収してしまう恐れもあるため、小児や女性は触れることも避けてください。

その他、該当する方はデュタキャップの服用を避けましょう。

デュタキャップの副作用

デュタキャップは下記の副作用が起こる可能性があります。
デュタキャップの成分であるデュタステリドで現れやすい副作用として、男性の性機能低下があり、発現頻度は1％以上です。

これはデュタステリドが男性ホルモンへ影響することで引き起こされるものと考えられています。

しかしデュタキャップを服用したことで性機能に異常が現れたとしても、ED治療薬と併用することが可能です。

またその他にも副作用があるため十分注意して服用し、症状が強い場合や体に異常を感じた場合は医療機関を受診してください。

重大な副作用

デュタキャップは稀に下記の重大な副作用が起こる可能性があります。
上記は発現頻度が不明であり、臨床試験段階では報告がなかった症例のため、現れる可能性は非常に低いといえます。

そのため、そこまで心配する必要はありませんが、十分注意して服用しましょう。

また上記以外でも服用中に体調に異変を感じた場合は、服用を中止し速やかに医療機関を受診してください。

デュタキャップの併用禁忌

併用禁忌

デュタキャップとの併用禁忌薬は現在報告されておりません。

併用注意

デュタキャップは下記医薬品との併用に注意が必要です。
CYP3A4とは薬の代謝に大きく関わる酵素ですが、CYP3A4阻害薬によりCYP3A4の働きが阻害されてしまうと、デュタキャップの成分代謝を悪くします。

その結果、血中濃度を高め過ぎてしまい副作用のリスクを上げることに繋がる可能性があるため注意が必要です。