人気の昼飲み、アルコール依存症に注意

人気の昼飲み、アルコール依存症に注意 メンタル・精神

みなさんお酒は好きですか?

お酒は飲むと楽しい気分になり、ストレスを抑える効果もあるので、ストレスの解消に役立つ手段のひとつです。

おいしいつまみでお酒を飲んで、楽しい会話があれば仕事や家庭のストレスをデトックスできるものです。

近年昼飲みというスタイルが増えているのをご存じですか。

お酒は仕事帰りや晩酌、週末や休日など夜に飲むイメージがあると思います。

それを昼から飲んでしまおうという、背徳感と優越感が同時に味わえる飲み方です。

それに昼からお酒を飲んではいけないなんて法律もありません。

「お花見」や「無礼講」が許される、日本は世界的に見てもお酒に寛容なお国柄です。

周りが寛容なだけに注意がそれてしまいますが、アルコール依存症などのデメリットもあります。

昼飲みのメリット

お店も立ち飲みやせんべろと呼ばれる、昼飲みに特化した専門店や、ファミリーレストランも増えているのも理由の一つです。

お酒やつまみが低価格で楽しめお店も多いので、2軒目・3軒目と財布に負担をかけずに、気軽にハシゴすることもできます。

酒好きにとって場所を変えて飲むのもこれまた楽しいものです。

夜にしっかり睡眠が取れる

休日のお昼にお酒を飲んでも、早い時間に切り上げれば夜にしっかりと睡眠も取れて、明日の仕事に影響も出ませんよね。

飲み過ぎて終電を逃してタクシーでの帰宅や、次の日の仕事を二日酔いで迎えることになる心配もありません。

休日に昼からお酒を飲むのは或る意味、失敗も無く健全なお酒の飲み方とも言えます。

肝臓に負担をかけない

お酒を飲むと肝臓の働きによりアルコールが分解され、体外へ排出されます。

しかし夜の寝る前のアルコールを摂取すると、寝ている間に肝臓を休ませずに働かせることになります。

普段寝ている間に、肝臓の機能であるエネルギーや脂質の代謝や、脳への栄養補給などが行われることで、低血糖や高コレステロールを抑えることができます。

昼飲みの場合、体が起きている状態で肝臓がアルコールの分解をするため、夜にまで肝臓が残業する必要が無くなるという訳です。

時間に融通が利く

目が離せない子供や介護が必要な老人が家にいる場合、女性の特に主婦の方は夜の飲み会に参加するのも難しいので、一時保育やケアセンターなどを利用し、ランチがてら昼飲みするのもストレスの発散になります。

子供が預けられない場合でも、ファミリーレストランでも昼から安く飲めるハッピーアワー(15時~18時)が設けられ、子供も一緒に連れて行けます。

高級なお店でもランチであれば、夜行くよりもリーズナブルに楽しむこともできます。

独身の女性にしても、夜にお酒を飲みに行くより、昼であれば人目も多く危険な目に遭う確率も少ないものです。

若い男性や女性、年配の方などが入り混じりながら、後ろめたさもなく昼から飲んでいる姿を見ると、自らもその場に溶け込んで楽しさを味わいたいと思ってしまいます。

とにかく昼飲みにはメリットがあります。

昼飲みのデメリット

薬に効果があれば副作用があるように、もちろんデメリットもあります。

以外と気が付きにくいですが、夏などの気温が高い時期は脱水症状が起きやすくなります。

脱水症状は心臓に負担をかけてしまうため、めまいや脱力など体調に悪影響を及ぼします。

お酒を水分と考えず、チェイサーなど水も一緒に飲むようにしましょう。

飲み過ぎてしまうのも昼のみのデメリットと言えます。

適量がいいのは誰もが知っていることですが「わかっちゃいるけどやめられない」のがお酒です。

まだ明るいという安心感や価格の安さから、お酒がお酒を呼ぶ状態で飲む量が増えてしまいます。

お酒の量が増えることで一番注意が必要なのが、アルコール依存症です。

酒は百薬の長と言われていますが、薬も度が過ぎれば毒にもなる性質があります。

付き合い方を間違えると大変なことになります。

アルコール依存症について

アルコール依存症とは、アルコールの摂取量が増え、飲酒のコントロールが効かなくなる状態を指します。

体は求めてはいなくても、強迫観念のようにお酒を渇望するようになり、場所や時間にも関係なくお酒を飲んでしまう状態です。

以前はアル中(アルコール中毒)と言われ、意思の弱く非道徳で人間性が欠如しているからなる症状とされていましたが、今はもっと医学的な見地から列記とした精神障害の一つであり治療が必要な対象となっています。

一度依存状態になってしまうと、いくら量を控えようと思っても酩酊状態になるまで飲酒する

飲酒への理性が利かなくなると、意識を失うように睡眠したり、記憶が無くす、行動や考え方が乱暴になり、様々なトラブルを起こす原因となります。

財布やスマホを忘れたり、電車を寝過ごす、暴言を吐いて暴れたり周囲に迷惑をかけるのが続くようであれば、アルコール依存症の可能性があります。

アルコール依存症になると、うつ病や幻覚・幻聴、認知症、歩行障害、内臓疾患など様々な合併症を併発することがあります。

高齢者のアルコール依存症

特に注意が必要なのは、高齢者のアルコール依存症です。

これまでは中年の世代に多かったアルコール依存症ですが、今は高齢者に多いのだそうです。

現役の頃から仕事熱心だった人ほど依存症になりやすいといいます。

明るいうちからお酒を飲むことに抵抗がある方でも、仕事が定年になり平日から予定も無く時間があると昼から飲むこともできるようになります。

早い時間から飲み始めるので、あまり遅くまで飲むことは無くなりますが、特に趣味や友人がいない一人飲みの場合、お酒の量も増えてしまいます。

体質にもよりますが、アルコールは定期的に同じ量を飲み続けていると、普段飲んでいる量では足りなく感じ、酒量が増えていくそうです。

高齢者のアルコール依存症は、認知症になるリスクが20%高まると言われています。

アルコール依存症に注意して楽しく昼飲み

酒量の増加はアルコール依存症へ進行するスタートです。

時間にルーズになる、記憶が無くなる、お酒に使うお金が増えたなどの自覚症状が出たら、治療が必要となります。

強い意思を持って自力で治そうと思っても、節酒するのが難しい症状ですので、すぐに医師に相談するようにしてください。

日本では処方が必要な海外のアルコール依存症の治療薬も通販で購入することもできます。

アルコール依存症になってしまうと、完治するのが非常に難しいと言われています。

お酒との付き合い方には注意して、昼飲みを楽しんでください。

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参考サイト

老後にアルコール依存症 認知症リスク高く

アルコール依存症 – Wikipedia

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