バイアグラの市販化について詳しく解説!|今後の展開も予測

世界初のED治療薬であるバイアグラ。男性であれば永遠に気になる存在ですよね。
そんなバイアグラは市販化されているのでしょうか?
当コラムではバイアグラの市販化に関して詳しく解説していきます。
バイアグラの市販化について

バイアグラは現在日本国内において、医師の処方の元でしか購入する事はできません。
これは市販化されていないということですね。
ED専門クリニックや、泌尿器科等で医師に診察をしてもらい、処方箋が必要な医薬品です。
なぜ市販化されていないのか??
1999年に日本で厚生労働省に承認されて以降、バイアグラは医療用医薬品の処方箋医薬品として定められています。
処方箋薬として承認されている医薬品は以下の理由のいずれかを含みます。
- 使用方法、服用方法が難しい
- 効果が高いが、副作用(重症な)の可能性がある
- 効果の特性で興奮作用や依存性が生じる(治療以外で使用される可能性がある)
- 患者の使用状態の把握が必要
- 発売したばかりで、使用例が少ない
出典:医療用医薬品とは | 製薬業界 用語辞典 | Answers(アンサーズ)
バイアグラは服用中の薬や持病によっては服用できない場合があり、副作用も比較的出やすい医薬品です。
そのため医師の診察が必要な医薬品なのです。
イギリスではバイアグラが市販化されている?

米製薬大手ファイザーPFE.Nは28日、主力薬である勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」について、英国当局が処方箋なしでの販売を認めたと公表した。処方箋なしでの販売を認めた国は英国が初めて。
引用:ED治療薬のバイアグラ、英国で世界初の「市販薬」販売へ
2017年と少し古いニュースなのですが、イギリスのロイター通信によると、バイアグラの製薬会社であるファイザーがバイアグラを処方箋なしで販売できると英国当局が認めたと公表しています。
実際に現在イギリスの大手スーパー「TESCO」などでは、40~65歳の男性に対し処方箋が無くても、8錠入りで52ポンドで買うことができます。
ただしアンケートの他に以下の要件をクリアしなければいけません。
- 年齢:40~65
- アンケートに回答(薬剤師による)
- 血圧・コレステロール値測定
- 糖尿病の検査(※糖尿病の方はED(勃起不全)になりやすく、そのため検査が必要)
薬剤師による対面販売とはなりますが、これらをクリアすればイギリスではスーパー併設のドラッグストアなどで処方箋が無くてもバイアグラを購入できるようです。
今後も日本で市販化される可能性は低い?
上記でバイアグラがイギリスでは市販されていることを紹介しましたが、日本でも今後市販されるのか気になるところですよね。
これは予測でしかないですが、日本での市販化は残念ながらしばらくはなさそうです…
現在リサーチした限り、アメリカでの市販化は進んでいないようです。そのため日本でも何も情報がないので、市販化はしばらくなさそうです。
2022年4月から保険対象に

2022年3月現在までバイアグラは薬価未収載薬で、自由診療のためすべて自費での購入でした。
バイアグラは1錠1,500円ほどなので、4錠かったら6,000円!!かなり高級品ですよね。
しかし2022年4月からなんとバイアグラが保険対象になるのです!!3割負担で買えたらかなり安くなりますよね。かなりビッグニュースなのですが全員が全員対象ではないようで…
今回の保険適用、対象は不妊治療のみとなっています。そのため不妊治療ではない場合、保険対象にはなりません。
バイアグラの保険適用に関しては以下のページで詳しく記載しています。
バイアグラを市販で買いたいなら個人輸入

色々な事情により、どうしてもバイアグラを市販で買いたい!!というのであれば個人輸入という方法があります。
薬機法では個人で使用する場合に限り、バイアグラを海外から個人輸入することは認められています。(正確には違反ではありません。)
一時期話題になった、バイアグラ100ml男などもバイアグラを海外から個人輸入で購入しているのです。(100mgは海外にしかない)
個人輸入代行サイトで購入すれば、通常の通販と同じようにスムーズにバイアグラを個人輸入できます。
詳しくは以下のページで記載しています。
病院との価格比較
病院と個人輸入ではどちらが安いのでしょうか?
通販 | 自費診療 | |
---|---|---|
1錠の価格 (50mg) |
最安値1,200円~ | 1,500円(相場) |
その他の費用 | 送料 | 診察料、検査料等 |
価格でみると個人輸入の方がかなり安いです。診察料とか検査が入ってくるとさらに病院だと費用が掛かります。なかには診察代がかからない病院もあるようなので、事前に調べておきましょう
価格を抑えたいならジェネリック
バイアグラは個人輸入が安く購入できますが、それでも1錠1,200円~と高級品です。保険も不妊治療のみなので、適用の望みは薄いです。
価格が問題の場合、ジェネリック医薬品を選択することでだいぶ抑えることができます。
病院処方のジェネリックだと1錠1,000円ほどですが、個人輸入だと1錠300円台で購入できます。
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商品名 | カマグラ | センフォース | カマグラゼリー |
特徴 | バイアグラジェネリック と言えばコレ |
10錠単位で買える かなり安い |
ゼリータイプ 水なしで飲める |
用量 | 50mg/100mg | 50mg/100mg | 100mg |
価格 | 4錠:1,840円~ 最安値1錠:368円 |
10錠:3,600円~ 最安値1錠:306円 |
7包:2,780円~ 最安値1包:340円 |
購入 | 購入する | 購入する | 購入する |
偽物に注意
バイアグラの個人輸入は大変便利で安く購入できますが、注意しなければいけないことがもちろんあります。
ED治療薬を国内販売する4社が発表した合同調査ではネット販売されるED薬の4割が偽造品だった。偽造医薬品が流入する実態の一角が明らかとなった。
引用:偽造バイアグラ、ネット経由で氾濫 4割がニセモノ:日本経済新聞
このように需要の高いバイアグラは残念なことにネットで偽物を販売している悪徳な業者もいます。怪しそうなサイトでは絶対に買わないようにしましょう。
その他海外からの発送なので、注文してから手元に届くまで時間がかかるなど注意が必要な部分があります。あらかじめ把握しておきましょう。
バイアグラはあくまでも医療用医薬品
バイアグラは市販で買うことができれば、病院に行く手間も省け、誰かに購入が知られてしまう…なんてこともありません。
しかしバイアグラは効果が高い反面、副作用を伴う医療用医薬品です。日本では現在処方箋が必要な医薬品となっています。
イギリスでは市販されていますので、日本でも今後全く期待できないわけではないので、今後もバイアグラの市販化に関して注目していきます。
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