中折れの原因とは?今からできる改善方法を解説

中折れは「勃起はするが挿入すると徐々に陰茎が萎えてしまい、勃起を維持できない」状態のことです。
加齢による体力の衰えや生活習慣の乱れ、ストレスといった精神的な要因が関係すると考えられています。
本記事では、中折れの改善を目的として、「性交時に陰茎が萎えてしまう主な原因」と「日常で行える改善方法」が分かるようにまとめてあります。
【女性】中折れされた時の気持ち

中折れは、性行為を続けられなかったという、男性の精神的な苦痛があります。
しかし、男性側の問題だけではなく、女性にとっても中折れはマイナスな気持ちを起こさせるのです。
「私に魅力がないのかな、と落ち込みました。男性はなぜ中折れするの?」(25歳女性)
「大好きな彼に中折れされると凹みます」(31歳女性)
また、今のところ中折れの経験はなくても、あまり良いイメージを持たれていないことがわかります。
「性欲旺盛な彼なので大丈夫そうです♡でも中折れされたら冷めてしまうかも」(25歳女性)
大切なパートナーに不安や不満を持たせないためにも、中折れは早めに改善した方が良いでしょう。
中折れの原因とは?

適切な改善策をとるためには、中折れが起こるメカニズムを理解することが大切です。
なぜ、性行為中に陰茎が萎えてしまうのでしょうか?
中折れをしてしまう主な原因には、次の3つが挙げられます。
- 加齢
- 精神的な要因
- 生活習慣
それでは、詳細をみていきましょう。
加齢
加齢の影響は40代から始まり、50代、60代と年齢を重ねるごとに、中折れの頻度が増えてくる傾向にあります。
男性は中年以降、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌が徐々に低下し、性欲も減退していきます。
また加齢にともなう血管の硬化も、勃起力を低下させる要因の一つです。
血管が硬くなることで、ペニスへの血流量が減少し、勃起を維持しにくくなるのです。
精神的な要因
10代〜20代の男性では、精神的な要因で中折れを起こす場合があります。
若い年代は、初めて女性と性行為を行う方が多く、まだまだ経験も乏しいことが考えられます。
そのため、過度な緊張から「うまく勃起できなかった」「すぐに射精してしまった」といった経験をしやすいです。
すると、過去の失敗がプレッシャーとなり「また失敗したらどうしよう」「女の子に頼りないと思われていないかな」といった不安から、中折れを起こしてしまうのです。
精神面での原因は自信がつくことで改善されやすいため、短期的にED治療薬を使用することも一つの手になります。
生活習慣
加齢と並行して、40代以降は生活習慣も中折れの要因になってきます。
勃起のメカニズムは、「性的興奮を得る→脳の指令で陰茎動脈が拡張し、男性器に血液が流入する→勃起する」となっています。
しかし、運動不足や喫煙、過度な飲酒、栄養の偏った食事など、生活習慣の乱れがある場合は、身体の血流が減少してきます。
すると、陰茎への血流量も減少し、勃起を維持しにくくなるのです。
また、生活習慣の乱れなどで動脈硬化になった場合も中折れをしやすくなります。
中折れを放置すると勃たなくなる!?

中折れは、EDの症状です。
「勃起しないこと」だけではなく、「硬さが不十分であること」「勃起した状態が維持できないこと」なども、EDの判断基準に含まれています。
特に中折れは、加齢や生活習慣の影響が強くなっています。
そのため、対処をせずにそのまま放置していると、症状は進行する可能性が高いです。
最悪の場合はED治療薬が効かなくなり、施術をしないと勃起を維持できない状態になるおそれもあります。
中折れを改善するには?

加齢や精神面の問題、生活習慣の乱れが、中折れの主な引き金に考えられます。
そういった原因を考慮に入れて、こちらでは今日からできる中折れの改善方法をご紹介していきます。
具体的には、次のような対処法が挙げられます。
- ED治療薬を使う
- 生活習慣を改善する(ストレスの解消、サプリメント、適度な運動)
それでは、詳細をみていきましょう。
今すぐ改善するならED治療薬
ED治療薬では、性行為の前に服用するだけで、中折れの改善が見込めます。 生活習慣の改善やサプリメントなどに比べて、即効性が期待できることがED治療薬の大きなメリットです。
治療薬には、勃起を鎮める「PDE5」と呼ばれる酵素の働きを阻害する作用があります。 またED治療薬の服用によって、血管機能の回復が期待できることも、最近の研究で分かっています。
ED治療薬としては「バイアグラ」が一般的によく知られているかもしれません。 しかし現在は、「レビトラ」「シアリス」と呼ばれる薬もED治療として使用されています。
各治療薬の「勃起力の強さ・効果の持続時間・効果が出るまでの時間」の違いをまとめると、以下のようになります。
- バイアグラ:勃起力は強め、3~5時間持続、30分~1時間で効果
- レビトラ:勃起力はもっとも強い、5~8時間持続、13時間で効果
- シアリス:勃起力はマイルド、最大で36時間持続、15~30分で効果
ただし、ED治療薬には副作用や併用できない薬といった注意点があります。
そのため、はじめて使用する際に不安を抱える方もいることでしょう。
その場合、最初はクリニックで診察を受けてから使用するのも1つの方法です。
現在、オンライン診療も普及し始めていることから、自宅にいながら誰にも会うことなく診察を受けられます。
なお、オンライン診療を行うクリニック探しで困った場合は、医療系のポータルサイトを利用すると便利です。
以下のようなオンライン診療でED治療を行うクリニックを掲載しているポータルサイトもあります。
1度診察を受けて問題がない場合は、ぜひ当サイトを活用してみてください。
当サイトでは上記で紹介しているED治療薬をはじめ、各種ジェネリックも多数取り扱っております。
習慣的に行っておきたい改善方法
ED治療薬によって中折れが改善できても、根本的な治療とは言えません。
中折れが起こりにくくなるように、普段の生活も見直してみましょう。
具体的には、生活習慣の改善やストレスの解消、サプリメントの使用、適度な運動などが挙げられます。
生活習慣の改善
生活習慣の乱れは、動脈硬化を進行させる原因になります。 過度なアルコールや脂っこい食事、塩分の多い食事は控えましょう。
また、タバコを吸っている方であれば、禁煙に努めるようにしてください。 ニコチンには、末梢血管を収縮させ、血流を悪化させる作用があるためです。
栄養の面では、血管の拡張作用や精力の向上が期待できる「アルギニン」を積極的に摂取しましょう。
アルギニンは、お肉や大豆製品(豆腐、納豆)、ナッツ類などに多く含まれています。
ストレス解消
中折れの改善のために、日常生活でなるべくストレスを溜めないようにしましょう。
「軽い運動をする」「旅行する」「趣味を楽しむ」といった、気晴らしの時間を作るようにしてください。
リラックスした状態の時に活動する「副交感神経」の働きで、勃起が起こります。
しかし、人はストレスを感じると、反対に「交感神経」が優位に働いてしまうため、勃起力の低下につながりやすくなるのです。
また、不規則な生活習慣や睡眠不足は、自律神経のバランスを乱すため、起きる時間と寝る時間を一定にして、毎日7時間以上の睡眠をとるように心がけましょう。
サプリメント
中折れを改善するには、亜鉛やシトルリンなどの栄養素をとることが効果的です。
亜鉛が不足していると、テストステロン(男性ホルモン)の減少につながると言われています。
またシトルリンには、血流改善(勃起力の回復)を期待できるようになっています。
亜鉛やシトルリンは、牡蠣、スイカ、メロンなどに多く含まれていますが、食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントの使用がおすすめです。
適度な運動
適度な運動によって、全身の血流を促しましょう。
お手軽に続けられる運動には、ウォーキングがおすすめです。
また勃起力の維持には、骨盤の底をハンモックのように覆っている「骨盤底筋群」のトレーニングが有効とされます。
骨盤底筋群は男性器の根元を支えている筋肉です。
その土台部分を鍛えることで、力強い勃起を維持しやすくなります。
①仰向けに寝て、両膝を立てます。膝の間にクッションをはさむようにしてください。
②鼻からゆっくりと息を吸い、お腹を膨らませます。
③口からゆっくりと息を吐きながら、両膝でクッションを潰すようにします。お腹の空気を全て吐き切るようにしましょう。
1セット10回を目安に行いましょう。
中折れは早期治療を行おう

中折れは、ED(勃起不全)の症状です。
放置すると症状が進行してしまい、将来的にはうまく勃起できなくなるおそれもあります。
40代以降の方であれば、生活習慣の乱れが主に影響するため、運動や栄養の補給(サプリメント)などが有効とされます。
また、すぐにでも中折れを改善したいのであれば、ED治療薬での治療を行うことがおすすめです。
用法、用量を守って使用するようにご注意ください。
【女性】中折れに関するアンケート

ネットで行われたアンケートでは、703名中104名の方が、パートナーの勃起障害や中折れを経験したことがあると答えています。
【勃起障害や中折れの経験がある人が回答】相手のペニスが萎んだり、途中で萎えてしまう状態が続いた場合、どのような心境になりますか(104名)

1位 悲しい気持ちになる(59名)・・・・・・56.7%
2位 愛情が薄れたのではないか(29名)・・・・・・27.9%
3位 浮気相手の存在を疑う(6名)・・・・・・5.8%
4位 その他(10名)・・・・・・9.6%
悲しい気持ちが半数以上を占めています。
また、愛情の薄れを感じたり、浮気を疑ったりする場合もあるようです。
セックスでの挿入時、相手のペニスの状態で最も好ましい状態を教えてください。(703名)

1位 硬さ(308名)・・・・・・43.8%
2位 太さ(138名)・・・・・・19.6%
3位 長さ(109名)・・・・・・15.5%
4位 その他(149名)・・・・・・21.1%
特に気にされていない方が半数近くなっていますが、長さや太さよりも「ペニスの硬さ」が重要視されていることが分かります。
パートナーの勃起力が低下した場合、ED治療薬をパートナーに服用してほしいと思いますか。(703名)

服用を望んでいる(363名)・・・・・・51.6%
使用して欲しいと思わない(340名)・・・・・・49.4%
EDの改善を望んでいる女性は半数以上になっています。
特に20代の若い女性に限れば、全体の65%の方が望んでいると回答がありました。
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参考サイト
・年末年始 女性のセックス事情調査
・ED診療ガイドライン(ED診療ガイドライン)│一般社団法人 日本性機能学会