EDの彼氏を持つと「辛い、めんどくさい、別れたい」対処法はある？

お付き合いしている彼氏と性行為をしたい。もっとセックスライフを楽しみたい！
そう思うことは自然なことです。

しかし、彼氏がEDで満足のいく行為ができなかったり、スキンシップを取りたいのに消極的だったりすると、本当に自分のことが好きなのか不安になったり、別れたほうが良いのかな？と思ってしまいますよね。

ですが、あなたと同じようにもしかしたら彼氏にも悩みがあるのかもしれません。

このようなことでお悩みの女性、彼氏と険悪になる前に、別れる前にぜひこの記事を読んでみて下さい。

EDとは？

ED（勃起不全）とは、「性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または十分な勃起が維持できないため、性行為が行えない状態」となることを指します。

主に以下のような症状が当てはまります。

2021年に20～69歳までの男性3218人に行われたED治療に関するアンケート では、「EDまたはED予備軍」に該当する方が75%と多く、男性の4人のうち3人はEDになっているか、EDの予備軍であるという結果になりました。

EDは加齢だけではなく、運動不足や喫煙など生活習慣が原因で 20代の若い男性でも現れる可能性があります。

「一度EDになってしまったら治らない？」と心配する気持ちも分かりますが、ED治療薬を使用すれば8割の方が改善します。

また、ED治療薬だけでなく食生活、睡眠など日々の生活習慣の改善でも治る可能性のある疾患です。

EDの彼氏はつらい、めんどくさいから別れたいと諦めてしまう前に、彼氏と一緒にEDの改善を行ってみませんか？

彼氏のEDはどのタイプ？

EDの原因は、心因性、器質性、混合性、薬剤性と4つのタイプに分けられます。

彼氏にEDを改善してもらうには、まず彼氏のEDの原因について知る必要があります。

彼氏の症状に当てはまるものがないか、彼氏の性格や生活習慣などを思い出しながらチェックしてみましょう！

心因性ED

心因性EDとは、精神的なストレスやトラウマにより、引き起こされるEDのことです。

性的な興奮が発生すると、脳の視床下部から骨盤神経、ペニスの海綿体神経へ神経シグナルを伝え、多くの血流がペニスの海綿体に入り込み、勃起が起こります。

ですが、精神的なストレスやトラウマを抱えていると、脳からペニスへの神経シグナルの伝達がうまく行われなくなります。

精神的なストレスやトラウマの内容は人それぞれ異なりますが、主に仕事や人間関係などの日常的なストレスに加え、過去の性行為がうまく行かなかった経験などが当てはまることが多いです。

器質性ED

器質性EDとは、加齢や生活習慣病、過去の病気や手術などが原因で起こるEDのことです。

例えば生活習慣病で動脈硬化になっていると、ペニスが勃起する際に血流が流れ込むはずの血管が充分に広がらず、血液の循環が悪くなります。

特に糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を抱えていると、血管に大きな負担がかかるため、動脈硬化が進行して結果としてEDとなって現れることがあります。

また、喫煙や過度な飲酒も、同じ理由でEDを引き起こすことがあります。

混合性ED

混合性EDとは、「心因性ED」と「器質性ED」が合わさって起こるEDのことで、最も患者数が多いと言われています。

血管や神経に何らかの損傷や障害がありペニスに十分な血液が流れ込まなくなっている状態に加えて、性行為への不安やストレスがEDを助長していまいます。

糖尿病や動脈硬化など病気そのものがストレスとなるケースなど、原因の特定が困難なEDでもあります。

薬剤性ED

薬剤性EDとは、特定の薬剤や薬物が原因でEDになることを指します。

薬の使用、服用中に一時的に勃起できなくなるものから、長期的なものまでなど個人差があります。

またEDだけでなく、性欲も失われてしまうのも薬剤性EDの特徴の一つです。

主に、以下の薬剤がそれにあてはまります。

日常的に、これらのような薬剤を使用することが多い方は、勃起力や勃起維持力を妨げる薬剤性EDとなっている可能性があります。

EDの重症度は？

他の病気と同じようにEDにも、「軽度～中等度～重度」と、症状の重さにレベルがあります。

また、勃起力や勃起維持力だけでなく勃起時のペニスの硬さにも目安があり、一般に「EHS（勃起硬度測定）」と呼ばれる目安も存在します。

どの程度の硬さだとEDとされるのか、判断の基準として用いてみるのもよいでしょう。

EDは、生活習慣の改善や適切な治療を受ければ治りますが、特に軽度や中等度の場合は早目に治療を受けた方が治りが早くなることがあります。

そのため、彼氏の様子に気を配り、どの程度のEDレベルなのか把握しておくことは大切です。

それぞれのEDの程度について解説していきます。

軽度のED

軽度のEDですと、たいていの場合はまだ勃起でき、勃起時のペニスの硬さや、持続している時間の長さにも問題がないことが多いです。

しかし、お酒を飲んだ時や、疲労が溜まっている時など、たまに硬さや持続時間が充分でない時がある場合には、軽度のEDになっていると考えられます。

また、性行為には至るものの、挿入時などに硬さを維持できなくなる「中折れ」という状態になることも、軽度のEDであると考えられます。

軽度の場合であれば、生活習慣の改善等で治ることが多くさほど心配することはありません。

ですが、彼氏がたまたま勃起できず性行為がうまくいかなかった場合に、彼氏を責めるのは辞めましょう。

男性は傷つきやすくプライドが高い生き物です。
責めてしまうと、次回からのセックスが苦痛やプレッシャーとなり、EDが悪化してしまう恐れがあります。

中等度のED

中等度のEDは、たまに勃起できるという状態で、性行為中は勃起を維持できます。

しかし、勃起できる時よりも、勃起できない時の頻度がやや多くなっている状態が中等度だと言えるでしょう。

軽度のEDと比較してみると、勃起できる回数が少なく、勃起の持続時間も短くなり、うまく性行為が進まないことの方が多くなります。

彼女としては、「またか、やりきれないな～、浮気してる？、もう好きじゃないの？、めんどくさい、別れようかな」とナーバスな気持ちになってしまいますが、中程度のEDであれば生活習慣の改善やED治療薬の使用によって、問題なくセックスを行えるようになる方も多くいます。

別れを考える前に、一度改善策を試してみましょう。

重度のED

重度のEDは、「完全ED」と呼ばれる状態で、充分に勃起ができなくなり、持続することもできないため、治療しなければ性行為が不可能な状態を指します。

これまで一度も、彼氏との性行為を最後まで終えたことがないという場合は、重度のEDである可能性があります。

ですが、もし彼氏が重度のEDであっても、この先一生セックスができないわけではありません。

適切な治療を行えば十分な硬さ、勃起維持力を手にすることもできるため、EDだけが原因であればすぐに別れを決断せず一緒に治療に付き合ってみるのもいいでしょう。

彼氏と困難を乗り越えることでより硬い絆ができることもあります。

EDの彼氏との接し方

EDは、付き合っているカップルには非常にデリケートな問題です。

この記事をご覧になっているあなたが、彼女としてまず心配になるのは、「EDの彼氏とどのように接したらいいか」、「この先EDは改善できるのか」、「別れを選択したほうが良いのではないか」ということだと思います。

EDの彼氏との接し方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

話し合ってみる

EDについてとことん話し合ってみるのも一つの手です。

付き合っている彼氏がEDだった、もしくはEDになってしまった場合、とてもショックを受けることでしょう。

お付き合いしていく上でセックスは大切なコミュニケーションの一つであり、身体的接触が行なえない場合、気持ちも離れていくカップルも実際には多くいます。

ですが、あなたが傷ついているのと同じように、彼氏自身もつらく、悩んでいる可能性もあります。

男性によっては、自分がEDになったということが恥ずかしいという気持ちが強く、できれば隠しておきたいと思う方もいます。

そのため、EDについてどう思っているのか、どう対処するつもりなのかと無理に聞き出したり、責めたりしてプレッシャーを与えるのではなく、彼氏の気持ちに寄り添うところから始めていきましょう。

愛情や浮気を疑わない

彼氏がEDだからと言って、あなたに対する愛情が冷めていたり、浮気をしていたりするとは限りません。

冒頭でも説明した通りEDは非常にデリケートな問題のため、悩んでいることを隠そうとする男性もいるでしょう。

そんな時に「浮気してるの？」、「もう好きじゃないの？」と彼氏を責めることで、それがプレッシャーとなりさらにEDが悪化してしまうこともあります。

今後もお付き合いしたいと思っている彼氏であれば、彼のことを信じて疑うのは辞めましょう。

周りと比較しない

街中を歩いていると仲睦まじくイチャイチャしているカップルや、幸せそうに彼氏の惚気話をする友達、SNSでパートナー自慢をする人、色んな人がいます。

しかしそれらの目に入るものや情報に惑わされ、他人は幸せそうなのにどうして私だけこんなに悩んでいるの？と思うこともあるでしょう。

ナーバスになっている時は他人の幸せが妬ましく自分のことが惨めに感じてしまいますよね。

しかし、他人と比べても目の前の問題は解決できません。

自分や彼氏を責めるのではなく、ポジティブに彼氏のEDを改善する方法や、乗り越える方法を考えましょう。

EDの改善方法

EDは、生活習慣の改善や十分な睡眠、ストレスからの解放など日常生活からEDを改善することも可能です。

また、1番確実で簡単な方法の一つにED治療薬という選択肢もあります。

EDのタイプによって治療方法は異なりますが、勃起力を改善するためには大切なことですので、毎日の生活と照らし合わせ、チェックしておきましょう。

食生活の改善

食生活の乱れは動脈硬化や糖尿病だけでなく、EDの一因となることがあります。

特に、血液の循環が滞ることで起こる器質性EDは食事の影響が大きく出ることがあります。

背油たっぷりのラーメンや、フライドチキンやなどのファストフード、スナック菓子やインスタント食品など、血管を硬くして動脈硬化を引き起こす可能性のある食事を摂ることが多い場合は、食生活の見直しが必要です。

糖質や脂質の多い食事を見直し、野菜やED改善のために摂取すべき栄養素を取り入れるなどの食事に切り替えていきましょう。

ED改善のために摂ることが望ましいとされている栄養素には、以下のようなものがあります。

栄養素	多く含まれる食品
亜鉛	牡蠣、ごまなど
アルギニン	まぐろ、アーモンドなど
ビタミンE	アボガド、いわしなど
タウリン	タコ、イカなど

睡眠時間

十分な睡眠が取れていない状況も、EDの原因となります。

睡眠不足は血流の悪化や男性ホルモンの分泌量低下、自律神経が乱れるなど身体や脳の疲労が蓄積されるため、勃起機能の低下に関わります。

また、睡眠時間が5時間未満の65％の方が「EDの自覚がある」と回答したように、EDと睡眠不足は密接に関係しています。

仕事や趣味に没頭するあまり、睡眠時間が短くなってしまっているようであれば、しっかり寝る時間を取るように助言するのもいいでしょう。

適度に運動する

慢性的な運動不足は内臓脂肪が増えることで、動脈硬化を引き起こし、血流の悪化などEDの原因となります。

適度に運動を行うことによって、ED改善に欠かせない男性ホルモンの分泌量を増やす働きや、質の良い睡眠、ストレスの発散など様々なメリットがあります。

特に、ジョギングやウォーキング、筋トレ、ストレッチ、骨盤底筋トレーニングはED改善効果が期待できます。

また彼氏と一緒に運動を行ったり、ジムに通ったりすることで、EDの改善や予防はもちろんのこと、よりコミュニケーションを深めることができます。

ED治療薬を勧めてみる

彼氏がED治療に対して前向きであれば、ED治療薬の使用するのも一つの手です。

治療薬によるEDへの有効性は80%と非常に高く、正しく服用するだけで改善可能です。

医薬品のため、EDに対して有効である代わりに副作用が出たり、彼氏に持病があったり、薬を服用していたりする場合には使えないこともあるため、ED治療薬を使う前に病院を受診するよう伝えましょう。

EDを克服した体験談

実際にEDを克服した方は、どのようなことを実践して克服したのか気になりますよね。

これまでに伺うことのできた体験談をまとめてご紹介します。

ED治療薬で改善した

彼女ができて性行為をする雰囲気になりました。
そんな機会が何回かあったのですが、いざ挿入する場面になると、萎えてしまってダメでした。
その度に「お酒を飲みすぎたから」など、理由をつけてごまかしたのですが、仕事でも新しい環境に切り替わり、そのストレスが原因となったようです。
また、その時は彼女にも申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
自慰行為では全く問題がなかったし、まだ年齢的にも大丈夫だと思っていたので、自分がEDになるなんてこれまで思ってもみませんでした。
悩んでいてもストレスが溜まるだけだと思い、ED治療薬を購入。
何度か治療薬を使用してみてしっかり勃起すると自信がつくようになり、その内治療薬がなくても性行為を行えるようになりました。

運動とサプリで改善

仕事がデスクワークなことと、忙しく時間的な余裕がないため、食事をラーメンやファストフードで済ませるなど、元々の生活習慣が悪かったためにEDを発症してしまいました。
若いころのように何回も行為をするわけではなかったですが、そのたまにのタイミングで勃起しないことが相次ぎ、自分の身体にあまり良くないことが起こっていると自覚できました。

その激務から逃れるように、転職を決意。
時間の余裕ができたため、いい機会だからと運動を開始し、食生活にも気を配るようになりました。
亜鉛やマカなどのサプリメントも同時に摂取するようにしたところ、中折れの回数が減り、勃起時の硬さも取り戻すことができました。

パートナーと協力

彼女との性行為がいつも同じパターンで、正直なところ飽きていたのが原因なのか、性行為の最中に中折れしやすくなってしまいました。
自慰行為ではちゃんと勃起するので、マンネリ化によるEDではないかと考えました。

彼女のことは好きだけど、外に新たな出会いを求めに行ってしまいそうになる自分がいたため、自分のEDについて、彼女に話を聞いてもらいました。

彼女に協力してもらい、自分の部屋で行為をすることは避け、ラブホテルに行ったり、彼女に新調した下着を付けてもらうなど、いつもと違うシチュエーションで臨むようにしました。

そんな試みを繰り返していたところ、段々と中折れする回数が少なくなってきたのです。
EDの改善はパートナーの協力が不可欠だなと感じた出来事でした。

ED治療薬とは？

ED治療薬を使った改善方法なら、年齢やEDの原因に関わらず80%以上の方がEDの改善ができています。

生活習慣病などを患っていない場合は、95％以上の方に有効とも推測されているため、別れを選択する前に試してみることをおすすめします。

ですが、ED治療薬って危ないんじゃないのか？本当に効果はある？彼氏が飲んでも大丈夫？と心配担っている方もいるでしょう。

ここからはED治療薬について解説しますので、試す前にぜひ参考にしてみて下さい。

ED治療薬の有効性

ED治療薬は、陰茎海綿体の血管を拡げることにより勃起を補助する効果を持つ医薬品です。
主に3つの効果が期待できます。

ED治療薬には、勃起の際に陰茎に血液を流れ込みやすくする働きと、勃起を萎えさせようとするPDE-5という酵素を阻害する働きがあります。

糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を患うと、血管が細くなり、血流が悪くなるため陰茎に十分な量の血液を送り込めなくなります。

しかし、ED治療薬には血管を拡張させる作用があり、今まで十分に陰茎に流れ込まれなくなっていた血流を改善するため、勃起力の向上、勃起時の硬さがあがります。

そして、中折れの原因ともなる、PDE-5の働きを阻害するため、勃起維持力も上がります。

ED治療薬の入手方法

ED治療薬の入手方法には、以下のような手段があります。

ED治療薬は男性が使用する医薬品なため男性しか処方してもらうことができません。

そのため使用する本人が、病院への受診や購入する必要があります。

購入方法によって医師の診察が必要なものから、スマホなどで簡単に注文する方法など多岐に渡ります。

彼氏に合っている方法を探し、勧めてみることをおすすめします。

※価格相場はバイアグラ先発薬の場合

通販やオンライン診療の場合、通院の必要がなく誰にもバレたくない、まずはED治療薬を試してみたいという方におすすめです。

一方で、薬についてしっかり説明を聞きたい、誰にも相談できなかったことを医師に相談したいという方は病院へ行くことをおすすめします。

価格を安く済ませたい、スマホで医師の診察を受けるのは恥ずかしい、という方はネットの薬屋さんのような海外通販がいいでしょう。

ED治療薬が効かない場合

ED治療薬は冒頭で説明した通り、生活習慣病などを患っていない場合は95％以上の方に有効と推測されています。

しかし、成分や服用方法などによっては効果を発揮しないこともあるため、違うED治療薬に乗り換えてみるのも一つの手です。

代表的なED治療薬の「バイアグラ・レビトラ・シアリス」の効果の違いは以下の通りです。

効果の強さや持続時間の長さ、食事の影響などが異なるため、彼氏に合ったED治療薬を探す参考にしてみて下さい。

ED治療薬は体に悪い？

「ED治療薬は心臓に悪い」と耳にすることはありませんか？

ED治療薬は元々は狭心症と言われる心臓の病気の治療薬として開発された医薬品で、血流を改善する働きがあります。

そのため、正しく服用すれば体や心臓にに悪いものではありません。

勃起に効果があることはもちろん、血流が改善されたことでその他の不調も改善されたという声もあります。

しかし、医薬品なため服用できない方や、ED治療薬との併用が禁止されている医薬品や併用に注意する医薬品があるため、服用前は必ず確認しましょう。

さいごに

EDはカップルにとって、とてもデリケートな問題です。

そもそも勃起のメカニズム自体がとても繊細で、少しのストレスや疲労、寝不足、プレッシャーなどあらゆることが原因で勃起しないこともあるため、EDであることは決して珍しいことではありません。

EDが起こる原因は、彼氏が悪いとかあなたが悪いという問題ではなく、精神的なことや外的なことなど、さまざまなことが絡み合っている場合がほとんどです。

EDは多くの男性が抱える悩みのひとつであるということを理解してください。

そして、めんどくさいからと別れを決めてしまう前に、二人で話し合ったり、EDの改善方法を試してみたりしましょう。